マランツ、4Kに注目したAVアンプ中級機「SR6007」を発売:192kHz/24bit対応予定
マランツは、ネットワークオーディオ機能の充実とともに、4K映像のハンドリングに着目したミドルクラスAVアンプ「SR6007」を8月上旬に発売する。
マランツは7月13日、AVアンプの新製品として「SR6007」を発表した。トレンドになっているネットワークオーディオ機能の充実とともに、4K映像のハンドリングに着目したミドルクラスAVアンプ。8月上旬に発売する予定で、価格は12万5000円となっている。
実用最大出力190ワット(定格110ワット)のフルディスクリート・パワーアンプを7ch搭載したAVアンプ。大型のEIコアトランスや大容量ブロックコンデンサーの採用、回路の最短化や低インピーダンス化により、大出力時でも余裕のある電源供給を可能にした。5ch出力時でも70%以上を出力できるという。
アップルの「AirPlay」に対応したほか、DLNA 1.5によるネットワークオーディオ機能を装備。96kHz/24bitのFLACファイル再生に対応している。また、9月下旬に192kHz/24bit FLAC、WAVのファイル再生、およびApple Lossless、ギャップレス再生に対応するファームウェアアップデートを実施する予定だ。
もちろん「Marantz Remote App」によるワイヤレスコントロールをサポート。ユーザーインタフェースを一新したiOS用アプリを使い、電源や入力切り替え、サウンドモードの切り替えなどが行える。PCやNASに保存した楽曲ファイルの再生やネットラジオのブラウジングも可能で、新たにインターネットラジオ局のブラウズ時の高速スクロールに対応するなど、操作性の向上を図っている。
HDMI入力は6系統(フロント1系統を含む)。HDMI出力は2系統で、同時出力に対応しているため、テレビとフロントプロジェクターの2Wayシアターなどに活用できる。さらに4Kアップスケールおよびパススルー出力、GUIオーバーレイをサポートしており、2系統のHDMI出力で同時に実行可能。「4Kビデオを楽しむために必要な機能をすべて備えた」(同社)という。
フロントパネルには、HDMI入力のほか、iPod/iPhoneのデジタル接続に対応したUSB端子などを装備。そのほか6系統のアナログ入力、7.1chマルチチャンネル入力×1、Phono(MM)入力、光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×2などを備えている。
本体サイズは、440(幅)×161(高さ)×389(奥行き)ミリ。重量は11.2キログラム。専用リモコンのほか、FMラジオ室内アンテナ、セットアップマイク、電源コードなどが付属する。
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