USB DAC機能が付いた中級プリメインアンプ、パイオニア「A-70」:192kHz/32bit対応
パイオニアは、単品オーディオコンポーネントの新製品として、インテグレーテッドアンプ「A-70」および「A-50」を発表した。
パイオニアは9月11日、単品オーディオコンポーネントの新製品として、インテグレーテッドアンプ「A-70」および「A-50」を発表した。春に投入したエントリークラスに続き、中級モデルのラインアップを拡充する。いずれも10月中旬発売予定で、価格はA-70が17万7000円、A-50は9万4000円。
オーソドックスなオーディオテイストのデザインを採用しながら、最新技術をふんだんに投入したプリメインアンプ。両モデルとも「ダイレクトパワーFET」によるClass Dアンプで、プリアンプ部とパワーアンプ部を極力セパレーションした設計が特長。とくに上位モデルのA-70は、プリ/パワーアンプ部それぞれに独立した大容量電源トランスを搭載し、コンデンサー、電源トランスなどの主要部品を部品メーカーと共同で開発するなど、徹底的に高音質化を図ったという。さらにESSの「SABRE32」採用のDAコンバーターにより、192kHz/32bitまでサポートするUSB DACとしても機能する。アシンクロナス伝送に対応し、デジタル信号の低ジッター再生が可能だ。
「著作権法規制の環境整備により、レコード会社のハイレゾ音源配信参入の意欲が高まっている。スタジオマスターレベルの音質を個人が楽しめる、オーディオファンにとっては夢のような時代になった。メーカーとしてもきちっとしたハードを作りたい」(同社)。なお、A-70は英Air studiosの音質認証を取得済みだ。
両モデルともPHONO入力も可能で、A-70はMM/MCの両方に対応(A-50はMMのみ)。そのほか、ラウドネスやトーン回路をパスし、原音を忠実に再現するダイレクト機能、パワーアンプとして使用できるパワーアンプダイレクト機能などを搭載している。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
| 型番 | A-70 | A-50 |
|---|---|---|
| 定格出力 | 90ワット+90ワット | 65ワット+65ワット |
| スピーカー対応インピーダンス | 4〜16オーム | 8〜32オーム |
| アナログ入力端子 | 6系統:PHONO(MM/MC)、SACD/CD、TUNER、RECORDER、NETWORK、POWER AMP DIRECT | 7系統:PHONO(MM)、SACD/CD、TUNER、AUX、RECORDER、NETWORK、POWER AMP DIRECT |
| デジタル入力端子 | 2系統:同軸、USB | なし |
| 消費電力 | 74ワット | 72ワット |
| 外形寸法 | 435(幅)×141.5(高さ)×361.5(奥行き)ミリ | 435(幅)×138.5(高さ)×357(奥行き)ミリ |
| 重量 | 18.2キログラム | 11キログラム |
| 価格 | 17万7000円 | 9万4000円 |
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