JBLの技術を生かした高コストパフォーマンススピーカー「STUDIO 2シリーズ」登場
ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのスピーカーシステム「STUDIO 2シリーズ」を11月に発売する。JBL独自のホーン技術などを採用しつつ、価格を抑えたコストパフォーマンスの高いスピーカーだ。
ハーマンインターナショナルは10月16日、JBLブランドのスピーカーシステム新製品として、「STUDIO 2シリーズ」を発表した。JBL独自のホーン技術などを採用しつつ、価格を抑えたコストパフォーマンスの高いスピーカー。ステレオシステムからホームシアター用途までをカバーする7機種をそろえた。11月に発売する予定だ。
現行「STUDIO 5シリーズ」の下位モデルにあたるエントリークラス。シリーズの全機種に同一の振動板とホーンを採用した高域ユニットと共通素材の振動板を持つウーファーとし、トーンキャラクターを統一している。エントリー向けではあるが、「設計はカリフォルニア州ノースリッジのJBLラボで行われ、独自のダブルブラインド・リスニングテストで、自社製品を含む競合製品との厳しい比較評価を経て開発された」(同社)という。
型番 | 概要 | 価格 |
---|---|---|
STUDIO 290 BRN | 3Wayフロアスタンディング型 | 7万1400円(1本) |
STUDIO 280 BRN | 3Wayフロアスタンディング型 | 5万8800円(1本) |
STUDIO 270 BRN | 3Wayフロアスタンディング型 | 4万6200円(1本) |
STUDIO 230 BRN | 2Wayブックシェルフ型 | 4万6200円(ペア) |
STUDIO 220 BRN | 2Wayブックシェルフ型 | 3万3600円(ペア) |
STUDIO 210 BRN | 2Wayサラウンドスピーカー | 3万5700円(ペア) |
STUDIO 225C BRN | 2Wayセンタースピーカー | 2万9400円(1本) |
特長的な高域ユニットは、最新プロフェッショナルモニターのために開発された「HDI」(High Definition Imaging)ホーン技術を用いたもの。ホーンシステムならではの高感度かつディティール表現に加え、定指向性特性により、リスニングエリアのどこにいても鮮明なステレオイメージが楽しめるという。
またアルミ製振動板の上下にセラミック化したアルミナ層を形成させた複合サンドイッチ構造の「CMMD」(Ceramic metal matrix Diaphragms)を採用したツィーター、あるいは独自の剛性と適度な内部損失を併せ持つ独自の「PolyPlas」(ポリプラス)コーンのミッドレンジやウーファーなど、歴代JBLスピーカーに多く採用された技術を投入している。
キャビネットは19ミリ厚のMDF製で、共振や“たわみ”を防ぐため内部にブレーキングが施された。背面のバスレフポートにはエアフロー形状を採用し、ポートノイズを抑える。表面は木目調仕上げで、トップパネルはグロスブラック(センタースピーカーのみサイドパネル)。バッフル面にはネジを露出させず、グリルの装着には細身のピント受けを用いるなど、細部までこだわった仕様になっている。
フロアスタンディングモデル3機種には底面にラバー製のフットを装備。さらに付属のスパイクを装着することで床面との干渉を最小化できるという。
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