スマートテレビの認知率は5割以上、ただし利用者は2.6%――マイボイスコム調査
マイボイスコムは「スマートテレビに関するアンケート調査」を実施した。認知率は52.5%で、利用者は2.6%。利用したいサービスでは「動画サイト」が最も多かった。
マイボイスコムは、11月27日に「スマートテレビに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査方法はインターネットで、期間は11月1日〜5日。有効回答数は1万1694件となっている。
本調査によると、「スマートテレビ」を認知しているのは「詳しく知っている」「名前は聞いたことがある程度」を合わせて52.5%となった。ただし、利用者は認知者のうち4.9%、全体では2.6%にとどまる。また「スマートテレビが利用できる環境はあるが、利用していない」は25.3%、「スマートテレビの機能・サービスが利用できる環境はない」が42.0%となり、高年代層ほど利用環境はあっても利用していない割合が高くなる傾向にあった。
スマートテレビの利用方法では、「テレビについているスマートテレビ機能(インターネット接続機能)」が45.4%と最も多く、「インターネットに接続できるテレビチューナー」「CATVが提供するスマートテレビサービス(セットトップボックスを接続。JCNのSmart TV BOXなど)」が各1割前後となった。
スマートテレビの利用意向者は15.3%で、男性や10代が多い。なお、スマートテレビを「詳しく知っている」と答えたユーザーは約半数が利用意向を示した。
利用したい機能・サービスで最も多かったのは「動画サイト(Youtubeなど)を見る」で61.9%。次いで「映像配信サービス(Gyao!など)をテレビで見る」「テレビ番組と、天気予報、ニュースなどを並べて表示」が各3割強という結果となっている。
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