CESで見つけた“注目のヘッドフォン”総集編:2015 CES(2/8 ページ)
AKGのクインシー・ジョーンズシグネチャーモデル“第2弾”からゼンハイザーの新「Momentum」、そして「レスポール」みたいなヘッドフォンなど、CESの展示会場から注目のヘッドフォンをリポート。Lightning端子搭載&ハイレゾ対応のヘッドフォンも複数登場した。
ゼンハイザーの「Momentum」が第2世代へ
いまやゼンハイザーを象徴するアイコニックなシリーズとなった「Momentum」が、約2年ぶりに大幅なアップデートを遂げ、“第2世代”に進化する。CESの同社ブースには、その主なラインアップがずらりと並んだ。
今回アップデートされるのはオリジナルのアラウンドイヤー型「Momentum」と、オンイヤータイプの「Momentum On-Ear」。ドライバーや振動板などアコースティック周りは基本そのままに、主に使い勝手の改善を図った。
ポイントは、ともに本体をコンパクトに折り畳めるコラプシブル設計になった所と、ワイヤードのモデル以外にBluetoothワイヤレスモデルが追加されたことだ。しかも“オリジナル”の方にはアクティブノイズキャンセリング機能も搭載されている。
“オリジナル”の方は初代モデルのユーザーから「イヤーカップがもう少し大きい方が使いやすい」という声を受けて、サイズを大きめに見直している。先述した通りドライバーなどアコースティックの変更点はないが、イヤーカップのサイズが変わったことによる音の違いは生まれてくるかもしれない。今回は“有線モデル”を会場で試聴してみたが、初代機のリッチなミッドレンジと透明感のある高域、シャープな低域はそのままに、奥行き方向の表現力が一段と高まったようだ。
ヨーロッパとアメリカでは2月から春頃までにかけて順次発売される予定。日本上陸も待ち遠しい。
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