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ソニー、「ウォークマン」も本体から切り離し ビデオ&サウンド事業を分社化
ソニーが「ウォークマン」などを担当するビデオ&サウンド事業を分社化へ。収益確保に向け事業の自立性を高めるため、各事業の分社化を順次進めるという。
ソニーは2月18日、「ウォークマン」などを担当するビデオ&サウンド事業を今年10月1日をめどに分社化し、100%出資の子会社を設立する方針を明らかにした。新経営方針では昨年分社化したテレビ事業に続き、利益を重視した経営を目指して各事業の自立性を高める狙いで、今後、本体の各事業部門を順次分社化していくという。
同社は昨年「ホームエンタテインメント&サウンド事業本部」を再編して「ビデオ&サウンド事業本部」を新設。同事業本部はウォークマンシリーズや「HMZ」シリーズのヘッドマウントディスプレイ(HMD)などを手がけている。
ビデオ&サウンド事業は安定収益領域と位置付け、今後は着実な利益計上とキャッシュフロー創出を重視した経営を進める方針。市場全体の成長は見込めないが、ハイレゾオーディオなどコモディティ化しない一定規模の市場向けに新しい付加価値を提案していくという。
ソニーは昨年、テレビ事業を分社化した子会社「ソニービジュアルプロダクツ」を設立する一方、「VAIO」ブランドのPC事業は売却した。子会社で展開する携帯事業とテレビ事業は利益確保を最優先に掲げ、他社との提携も検討していく方針。
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