マランツ、HDCP 2.2対応のAVプリアンプ「AV8802A」――現行AV8802には無償アップデート:4Kプレミアム映像に対応
ディーアンドエムホールディングスが、4Kプレミアム映像の視聴に必要なコンテンツ保護規格「HDCP 2.2」に対応した、マランツブランドのAVプリアンプ「AV8802A」を6月下旬に発売する。現行モデルの無償アップデートも実施。
ディーアンドエムホールディングスは4月14日、マランツブランドのフラッグシップモデルAVプリアンプ「AV8802A」を発表した。価格は45万5000円(税別)で、6月下旬発売予定。
AV8802Aは、5.1.2ch、5.1.4ch、7.1.2ch、7.1.4chおよび9.1.2chのスピーカー配置をサポートする「Dolby Atmos」対応の、現行AV8802をベースにしたAVプリアンプ。今回、全てのHDMI端子(8入力/3出力)を4Kプレミアム映像の視聴に必要な、著作権保護技術「HDCP 2.2」に対応させた。
仕様はAV8802と同様で、パススルー対応のビデオフォーマットは4K/60p/4:4:4/24bit、4K/60p/4:2:0/30bit。4K/60p/4:2:2/36bitなど。SD/HD映像を4Kへアップスケーリングも可能だ。
また、時期や方法については未定だが、米DTSによる新しいサウンドフォーマット「DTS:X」への対応を予定している点もAV8802と同様となっている。
AV8802ユーザー向けに「HDCP 2.2」対応させる無償アップグレード
同社はさらに、2015年2月に発売したAV8802のユーザー向けに、期間限定で「HDCP 2.2」へ対応させる無償アップグレードを実施すると発表した。受付は6月4日から開始し、実施期間は6月18日〜12月17日まで。アップグレード自体は無償だが、送料・梱包材代金はユーザーの負担となる。
なお、申込方法は5月28日にアップ予定のマランツのホームページに掲載される申込用紙を使用したFAXのみとなっている。アップグレードにかかる期間が約2週間、アップグレード後は初期化され、MACアドレスも変更になるので注意が必要だ。
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