カメラ内蔵、1.41型カラータッチ液晶搭載 子供向けスマートウォッチ「プレイウォッチ」が侮れない:Apple Watchよりバッテリー長持ち?
子供だってスマートウォッチを使いたい。タカラトミーの「プレイウォッチ」は、1.41型のタッチ対応カラー液晶や、静止画と動画を撮影できるカメラを搭載する。
スマートウォッチといえば4月24日の発売を目前に控えたAppleの「Apple Watch」が世間の注目を集めているが、ウェアラブル端末は大人だけのものではない。タカラトミーが6月20日に発売する「プレイウォッチ」は、子供向けのスマートウォッチ。安全面を配慮してWi-Fiなどの通信機能はサポートしないが、タッチディスプレイやカメラを備える。ゲームで遊んだり、ウォッチフェイスを変えたりでき、子供向けながら多機能なのが特徴だ。価格は7980円(税別)。
発売はまだ先だが、現時点で明らかになっている詳細なスペックを試作機と共に紹介していきたい。
子供向けと侮れない充実した機能
コンセプトは「あそびを身に着けよう」で、同社広報は「カメラを内蔵しており、大人では想像がつかないような子供の自由な発想力でいろんなものを撮って楽しんでほしい」と話す。1.41型のカラータッチパネル(128×128ピクセル)を採用し、スワイプやタップ操作ができる。ベルトは柔らかいシリコン素材で腕になじむ。本体上部にカメラ、下部にスピーカー、左側面にホームキー、右側面にカメラキー(起動/撮影)とキャップ式のMicro USB端子を備える。ベルト部分を除く本体サイズは50(幅)×50(奥行き)×18(高さ)ミリ。カラーバリエーションは、男女共に受け入れられるようにパープル/ホワイト/ブルー/ピンクの4色をラインアップした。
カメラは有効約30万画素。解像度640×480ピクセルのjpg形式で約800枚の写真を保存できる。動画は320×240ピクセルのQVGAで6分、160×120ピクセルで15分まで保存できるが、1回につき60秒までしか録画できない。128Mバイトメモリを搭載するが、そのうちプログラムや内蔵ソフトなどで46Mバイトを使用している。
リチウムイオンバッテリーを採用しており、標準同梱のMicro USBケーブルで充電する。3時間でフル充電でき、「ハードな使用で1日、通常使用で2〜3日、時計機能のみのライトな使用で2週間駆動する」としている。生活防水をサポートしており、小雨にぬれる程度なら問題ないという。
パズルゲームやリズムゲームなどタップ操作で簡単に遊べる3つのゲームを内蔵するほか、全50種類のウォッチフェイスを用意した。英語で時刻を教えてくれる「タイムマスター」、撮影した写真や動画を再生できる「アルバム」のほか、タイマー、ストップウォッチ、アラーム、親が1日あたりのゲームのプレイ時間を制限できる「ペアレンタル・コントロール」なども備える。子供向け製品ながら、大人向けスマートウォッチ顔負けの多機能ぶりが魅力だ。
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