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家電を嗜好品にする――癒しの「スケルトン洗濯機」に自走する実物大「R2-D2型冷蔵庫」(1/2 ページ)

ハイアール アジアの事業戦略発表会。中でも報道関係者の注目を集めていたのが、2016年の発売を目指す実物大の「R2-D2型冷蔵庫」、そしてスケスケの「スケルトン洗濯機」だった。

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 ハイアール アジアは6月2日、今年2回目となる事業戦略発表会を開催し、開発中のプロトタイプを含む製品軍を紹介した。中でも報道関係者の注目を集めていたのが、2016年の発売を目指す実物大の「R2-D2型冷蔵庫」、そしてスケスケの「スケルトン洗濯機」だった。


実物大「R2-D2」型冷蔵庫と伊藤嘉明社長(c)& Lucasfilm Ltd.

 同社は基本戦略として「家電を利用した新しいビジネスモデルの構築」「既存分野でのイノベーション」、そして「家電の嗜好品化」の3つを掲げており、「R2-D2」や「スケルトン洗濯機」は嗜好品としての家電に位置づけられる。伊藤社長は、「モノを所有するワクワク感。それを提供するのがわれわれの役割だ」と胸を張る。

世界初の“呼んだら来てくれる”冷蔵庫

 「R2-D2型冷蔵庫」は、映画「スター・ウォーズ」に登場するロボット(ドロイド)「R2-D2」を、ルーカス・フィルム監修のもとで忠実に再現。姿形はもちろん、移動する様子や頭部を回して光と音を出すところまでソックリに仕上げた。さすがに自律型ではなく専用リモコンで操作することになるが、「世界初の“呼んだら来てくれる”冷蔵庫だ」(ハイアール・アジアの伊藤嘉明社長)。

 実は伊藤社長、「映画を見るときは部屋に閉じこもり、家人にも2時間は部屋に入らないように伝える」というほどの映画好き。「でも飲み物は欲しい。そんなとき、冷蔵庫がこっちに来てくれてもいいじゃないかと考えた」という。


バッテリーとモーターを内蔵し、専用リモコンで前後左右に動く


頭部も動く

 「R2-D2」は腹部に冷蔵庫があり、庫内は上下2段に仕切られている。ここに缶ビール6本(350ミリリットル缶)とペットボトル(500ミリリットル)を2〜3本収納できる。ただし、冷却はコンプレッサー式ではなくペルチェ方式のため、一般的な冷蔵庫に比べると冷却能力は低め。例えばキッチンの冷蔵庫で冷やした飲み物を「R2-D2」に移すといった“保冷庫”に近い使い方になりそうだ。


ペットボトルは手前に入れる

 移動には内蔵のモーターとバッテリーを使用する。床の段差は3ミリ程度までなら乗り越える。本体サイズは630(幅)×940(高さ)×610(奥行き)ミリ。重量は60キロ程度になる見込み。なお、気になる価格は「未定」だ。


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