検索
まとめ

CESで見つけた“注目のヘッドフォン”総集編 2016CES 2016(2/10 ページ)

今年もCESで見つけた注目のヘッドフォンをまとめて紹介しよう。ベイヤーダイナミックとゼンハイザーが展示した最新のハイエンドモデルなど、いくつかは会場で試聴することができた。

Share
Tweet
LINE
Hatena

フラグシップモデル「HD 800 S」VS「HD 800」を聴き比べる

 ゼンハイザーからも2009年に発売されたフラグシップ「HD 800」のラインアップ追加となる「HD 800 S」がブースに登場した。日本での発売時期や価格もアナウンスされたばかりだが、ブースでは本機のサウンドを「HD 800」と比べながら聴くことができた。


ゼンハイザー「HD 800 S」

 「HD 800 S」は単に「HD 800」のブラックモデルではなく、サウンドにも変更が加えられている。昨今の音楽のトレンドに合わせて低域再生の強化が図られた。また4〜4.5kHzの帯域に残っていたピークを、フラグシップイヤフォンの「IE 800」に採用されている『Helmholtz Resonator』と呼ばれるアコースティックフィルターで調音したことで取り除いている。

 本体のケーブルは「HD 800」と同じ着脱式だが、同梱されるケーブルが「HD 800 S」ではシングル4ピン/3mのXLRバランスケーブルになる。


シングル4ピンのXLRケーブルが標準で付属する

 両フラグシップヘッドフォンの音を聴き比べてみると、「HD 800 S」は中低域のボリュームが豊かになって、声の再現に一層のメリハリが加わった印象だ。「HD 800」では音の一粒ずつにフォーカスが定まっているような緻密さを特徴としているが、「HD 800 S」ではより音のつながり感がアップして、ガツンとした力強さが前面に表れてくるようだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る