連載
これぞ鉄板! 絶対ラクになる「家電で花粉対策」7ヵ条:滝田勝紀の「白物家電、スゴイ技術」(7/7 ページ)
今回の本連載はいつものインタビューから趣向を変え、花粉症歴約30年のベテラン(?)である筆者が、家電での効果的な花粉対策を伝授。ここに挙げる7つの対策をしっかりと実行すれば、家の中限定ではあるが花粉症の悩みや症状が半減するはずだ。
#07:洗濯物は部屋干し! 衣類乾燥除湿器を活用しよう
布団はもちろん、この時期は洗濯物の“外干し”は絶対NGである。濡れている洗濯物を外に干すということは、花粉にどうぞ付着してください! と言っているようなものだ。
洗濯乾燥機がある家庭はそれを使うのが最善策だが、高価でもあり、使っていない人も多いはず。そんな花粉症の人にとって、この時期は、部屋干しがマストである。
とはいえ、まだまだ冬なので、いくら暖房などをつけたとしても、部屋干しでは乾きにくい。そのまま干しておいてもいつかは乾くだろうが、厚手の生地の洋服などは完全に乾ききらないこともある。部屋干しのニオイも気になるかもしれない。
だからこそ、本来は梅雨時などには重宝する衣類乾燥除湿器を、この花粉が飛散するこの時期に使うことをおすすめしたい。昨年、ブレイクした感のある家電だが、衣類乾燥に特化した除湿器であるため、その効果は絶大だ。
例えば2kgぐらいの洗濯物であれば、最速で50分から60分ぐらいで乾かしてしまうものも多い。例えば、帰宅してから洗濯して、部屋干しを始めても、寝る頃には花粉が付着することなく乾いているはずだ。
このように最新家電を活用して対策を徹底することで、花粉症の悩みは半減できる。花粉症の症状が出ている人も、まだ発症していない人も、念には念を入れて対策を講じ、快適な春を迎えていただきたい。
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