「うわっ…味噌汁の塩分、高すぎ?」――ボタン1つで塩分濃度が分かるドリテック「EN-901」:橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)
健康のため塩分はできるだけ控えようとは思っているものの、つい味の濃いものを頼んでしまう。そんな自分をなんとかしようと思い、塩分計を買ってみることにした、のだけれど……。
塩分濃度は液晶部分に測定値がデジタル表示で表示される。表示単位は0.1%ステップだ。数値は大きめの表示でとても見やすい。
数値とは別に、濃度レベルが6段階で表示されるほか、「こい」「ふつう」「うすい」の3段階の“味付け判定”も表示される。塩分濃度の数字を示されても、それが高いのか低いのか詳しく知っている人は少ないと思うので、このように濃度の目安を教えてくれるのはとても親切だ。塩分濃度が分かったら、その数値に飲んだ量(cc)をかけて100で割ると、塩分摂取量(g)を算出できる。
わが家の味噌汁の場合、塩分濃度は1.1%で「こい」(濃い)という判定。お椀の味噌汁が150ccと仮定すると、1杯で1.65gの塩分を摂取することになる。ちなみに健康な成人の場合、1日あたりの食塩摂取量の目安は8.0g未満(厚生労働省推奨食塩摂取量の目標量による)。やはり味噌汁1杯で1.65gは多いだろう。反省。
細かい数値が分かるデジタル表示
使い終わったら電源ボタンを2秒間押し続けると電源が切れる。その後はセンサーの汚れを水で洗い流して乾かせばOKだ。
ドリテックの従来モデル「EN-900」は、LEDの点灯によって7段階の濃度レベルが表示されるもので、デジタル表示だとそれよりも細かい数値が分かるので使いやすい。
気になる点としては、あまり携帯性に優れていないところ。料理の中に入れるもののため、剥き出しの状態で持ち運ぶわけにもいかないので、持ち運ぶ際はケースなどに入れる必要がある。サイズももう少し小さかったら気軽に持ち歩けるし、収納ケースなどが付いていると良かった。
総合的には、誰でも簡単に塩分濃度を測定できる塩分計としておすすめだ。忘年会や旅行など外食の機会が増えるこの季節、塩分計を活用してしっかりと健康管理してみてはいかがだろうか?
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