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最強の“自撮り”ミラーレス!? カッコ良く進化したオリンパス 「PEN E-PL8」(2/3 ページ)

手頃な価格でカジュアルに使えるオリンパス「PEN」のPLシリーズ。その8代目となる「E-PL8」はクラシック調のカメラっぽいテイストに変わった。ホワイト、ブラック、ブラウン。どれもシックで大人っぽい感じだ。

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極めてベーシックなエントリーミラーレスだった

 PL8の基本性能は極めてベーシックなマイクロフォーサーズ仕様のミラーレス機だ。画素数は1600万画素で、3軸手ブレ補正搭載。ハイエンド機の世界では5軸手ブレ補正が普及してきたが、まあ実用上は3軸でも何の問題もないし、5軸手ブレ補正だろうが108軸手ブレ補正(どこにそんなに軸があるんだ)だろうが適当に撮ればブレる。

 キットレンズは14-42mmでF3.5-5.6。電動ズームのパンケーキレンズ。収納時はレンズキャップをつけても厚さ2.5cmくらいなので、ちょっと大きめのコンデジくらいである。電源を入れると自動的にレンズがせり出てくる。いちいちレンズを出さなくて良いのはありがたい。


構えた状態を正面から

 イマドキの標準ズームとしては広角側が弱いのは薄さと携帯性を重視した設計だからだ。

 写りはこんな感じ。いつものガスタンクを広角端(28mm相当)と望遠端(84mm相当)で。iAUTOモードで撮影している。

 iAUTO時はシーンを認識して写りをコントロールするのだが、オリンパスのiAUTOはけっこう強めに調整がかかる。


キットレンズの広角端でいつものガスタンク。基本感度がISO200なので、F10まで絞り込まれた(28mm相当 1/640秒 F10 ISO200)

キットレンズの望遠端で。ちょっと絞りすぎかな、とは思う(84mm相当 1/500秒 F11 ISO200)

 ISO感度は200から2万5600だが、ISO LOW(ISO100相当)も選べる。ISO LOWにするとISO200よりノイズは減るが、ダイナミックレンジが少し狭くなってハイライト部が飛びやすくなる。


夜の街をオートで。ISO1600なら十分きれいな写りを見せてくれる(28mm相当 1/50秒 F3.5 ISO1600)

 シャッタースピードは最高で1/4000秒。ハイエンド機と違い、電子シャッターモードは用意されてない。

 AFはコントラスト検出AFだがけっこう高速で通常の利用でストレスを感じることはないだろう。タッチAFをオンにしておけば狙ったところに合ってくれる。

 顔検出は瞳検出機能で、手前側の目にフォーカスを合わせてくれるのがありがたい。


顔・瞳優先のオンオフをさっと選べる。

iAUTOでポートレートを。コントラストが強い構図だったが肌の色や階調もよく出てて写りはよい(84mm相当 1/400秒 F5.6 ISO200)

 キットレンズはややシャープさには欠けるが、首からぶら下げて持ち歩くには最適なサイズだ。レンズが薄いのでジャマにならないのでいつでもスナップを撮れる。


イベントの一角で大鍋に作られたパエリアを発見。きれいな色だったのでiAUTOでさっと撮影。手ブレ補正の効きもよい。これはうまそうだった(62mm相当 1/60秒 F5.3 ISO250)

 レンズに関していえば、マイクロフォーサーズは手頃な価格でコンパクトな単焦点レンズがそろっているので、別途好みに合ったレンズを追加するのがお勧め。

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