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桜を楽しく撮る9つの方法(2/3 ページ)

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曇った日は空を入れないようにすべし

 花曇りって言葉がある。

 桜の季節は薄く曇ってる天気が多いってこと。

 それはもう気候的にしょうがない。

 曇ってると空は白い。空が白いと花びらも白く写ってなんとも冴えない感じになる。

 そういうときはなるべく空を入れないで撮る。


ほんのり日が差してる薄曇り(花曇り)の日はぐっと花に寄って、空を入れないのも手。

ほわっと撮りたいときは白い背景を使うべし

 桜の花をほわっと幻想的に明るく撮りたいときは望遠にして背景に他の花びらを入れてできるだけ寄って前後をぼかして撮るべし。

 そしてプラスの露出補正をかける。これは+1.3の補正をかけて120mm相当の望遠で撮ったもの。そうするとほわっとなる。


手前と奥をぼかして、ちょっとのぞいてる感じにしてほんわり度を上げてみた

キリッと撮りたいときは黒い背景を使うべし

 逆にきりっととりたいときは暗い背景を使う。背景が木の幹だったり日陰だったりそういう暗い背景にするとコントラストが高く手きりっと撮れる。背景が暗い場合は花びらが白トビしないようちょっとマイナスの補正をかけてやるといい。


背景を日陰にするとコントラストが大きくなって花のエッジがはっきりしてキリッと写る

夜桜は照明がきれいに当たる花を探すべし

 夜の桜はライトアップされたものを……ってことはない。公園や道路沿いの桜でも、街灯がきれいに当たった桜を探せばすごくきれいだ。

 偶然ライトアップである。

 本格的なライトアップにくらべ、街灯による偶然ライトアップは光が当たってる桜と当たってない桜のコントラストが大きいので、むしろくっきりしていい感じに撮れたりする。

 高感度に強い、あるいは手ブレ補正が強力なカメラを使うべし。三脚を持っていってもいいけど。

 これはうちの近所の公園。深夜、たまたまコンビニに行く途中、街灯がいい感じに当たってる花を見つけて撮ったもの。


右上に街灯がちょうどあり、幹に咲いている花を照らしていた。背景が幹なのでよりコントラストが出てくれたのである

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