ボディがコンパクトなので自撮りも楽。APS-Cならではの画質の良さが目立つ。
キットレンズは15-45mmでF3.5-6.3。望遠端がF6.3と少し暗いのは気になるが、軽くてコンパクトで35mm換算で24-72mm相当。広角端だと自撮りにもちょうどよい。ただ、レバーをスライドさせながらズームリングを回転させて撮影可能になるという沈胴式はもうちょっとスマートにしてほしいかなと思う。
今回はEOS M6のダブルズームキットをEVF付きで借りた。
望遠ズームレンズは55-200mmでF4.5-6.3。
特徴的なのはレンズが“細い”こと。実は15-45mmも55-200mmも、さらに超広角ズームの11-22mmも高倍率ズームの18-150mmもレンズ径が60.9mmと同じなのだ(フィルター径はそれぞれ違う)。わざとレンズの太さをそろえているのだろう。
さて望遠レンズをつけると安定した撮影のためにファインダーをのぞきたくなる。
アクセサリシューにEVFを装着する。
EVFは円筒形で、さすがにぴょこんと飛び出る形になるが、今までの外付けEVF(EVF-DC1)に比べるとすっきりしているのはチルト機構がないからだ。EVFのチルトはまあなくてもまったく問題ないかと思う。
デザインとしてはこちらの方がいい。
EVFは236万画素の有機ELでEOS M5の内蔵EVFと同じ。背面モニター(こちらは液晶)に比べるとコントラストが高く、もうちょっと見え具合を合わせてもらえるとうれしい感じ。
また各フラッグシップ機に比べるとあまり大きくはない。
その辺はミドルクラスミラーレス機のEVFと思えばいいだろう。
EVFを装着した望遠ズームレンズで撮影したポートレートはこちら。
キヤノンらしい安定感のある写りだ。
EOS M5とEVFを装着したEOS M6の違いは「タッチ&ドラッグAF」への対応。M5で採用された「タッチ&ドラッグAF」(EVFをのぞいた状態で背面モニターをタッチパッドとしてAF枠移動に使える)は、M6+EVFでは使えない。
M5の「タッチ&ドラッグAF」は便利だっただけに少々残念だ。
EVFをのぞいた状態でAFエリアを動かしたいときは、背面のAFフレーム選択ボタンを押してから十字キーで動かす(あるいはいったん目をEVFから離して、タッチパネルを使う?)必要がある。
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