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廉価なEOSというより“徹底した入門機”、キヤノン「EOS Kiss X9」(2/3 ページ)

つい先日、「EOS X9i」が出たばかりで、今度は「EOS Kiss X9」である。X9iより初心者向けとなる一番のエントリーモデルで、イマドキの一眼レフに進化した。

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 まずはいつものガスタンク。なかなか天候に恵まれず、どんよろした写りになったのはご勘弁。


いつものガスタンクをフルオートで。ディテール描写があまりシャープじゃないのはキットレンズのせいだろう。オートではちょっとしたことですぐストロボがポップアップするのに閉口(発光停止も選べるが、電源をオフにするとすぐ自動発光に戻ってしまう)(18-55mm 18mm 1/200秒 F11 ISO100)

 なので、別途青空作例を。場所は名古屋駅のJRセントラルビル。このきれいな青空とコントラストのほどよさはさすが。


JRセントラルビルを駅前から見上げて撮影。絞り優先AEで(18-55mm 18mm 1/1600秒 F4 ISO100)

 続いて人物を。ポートレートモードで。


ポートレートモードで人物を(18-55mm 29mm 1/320秒 F4.5 ISO100)

 次は絞り優先AEで、少しプラスの補正をして撮影。


前景をぼかして望遠端で狙ってみた。半逆光なので少しプラスの補正をしてある(18-55mm 55mm 1/200秒 F5.6 +0.67 ISO100)

徹底した入門機へ

 X9は廉価なEOSというよりは、徹底した入門機。

 電源スイッチは撮影モードダイヤルの右側に独立してつけられてデザインより分かりやすさ重視という感じ。


上面から。左肩にWi-Fiボタン。右肩はモードダイヤルの横に電源スイッチが移動。ISOとDISPボタンが電子ダイヤルの手前についている

正面から。X7に比べると少し幅が広くなりグリップ部のデザインが変わった

 特にグリップ回りのデザインを比べてみよう


X7のグリップ部。右側の幅が非常に狭いが、グリップの形状とシャッターボタンの位置を調整することで使い勝手を確保

X9のグリップ部。グリップ部のデザインが一般的なものになった

 このあたりのデザイン変更は、バリアングルモニター化によって横幅が少し広くなり、その分余裕ができたからかと思うが、個人的にはX7のデザインの方が個性的でよかったと思う。

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