これは全部入り? ソニーが防滴仕様のNC完全ワイヤレスイヤフォンを発表 「Googleアシスタント」も:CES 2018(2/2 ページ)
ソニーが「CES 2018」でワイヤレスヘッドフォンを中心とするポータブルオーディオ製品群を発表した。国内での導入が決まっている注目の新製品をピックアップ。
ハイレゾ対応のプレミアム機「MDR-1AM2」
ヘッドフォンの新製品にはハイレゾ対応のプレミアム機「MDR-1AM2」もある。こちらは人気モデルMDR-1Aの“マーク2”だ。アメリカで春に発売を予定していて、価格は299ドル(約3万4000円)になりそうだ。
MDR-1Aから受け継ぐハイレゾ対応40mmドライバーユニット、アルミコートLCP振動板により解像度が高くフラットバランスなサウンドを実現しているが、さらに上位機のMDR-Z1Rから採用する「フィボナッチパターングリル」により、滑らかで階調性の豊かなサウンドを実現した。
さらに本体の質量が200gを切り、イヤーパッドのクッション素材にも改良を加えたことから装着感が飛躍的にアップ。ブースで実機を手にとって思わず驚きの声を上げてしまったほどだ。本体はバランス設計とし、リケーブルにも対応する。マニアにも頼り甲斐&遊び甲斐のありそうな、定番モデルの代替わりに注目しよう。
ワイヤレススピーカー“EXTRA BASS”シリーズに遊べる新機能
音楽を再生中に本体のLEDがキラキラ光る、ポータブルタイプのBluetoothワイヤレススピーカー「EXTRA BASS」シリーズにも新製品が登場する。アメリカで3月に発売予定の「SRS-XB41/XB31/XB21」の3機種だ。それぞれ日本でも発売されている現行モデルの下1桁が“0番台”の上位機になる。
EXTRA BASSサウンドの重低音チューニングを引き継ぎ、新たにライブ会場で音楽を楽しんでいるかのような臨場感が味わえる音響モード「LIVE SOUND」を追加した。BluetoothのオーディオコーデックはLDACとSBCをサポートしている。
外観は全体にテキスタイル(布)をあしらい、曲線を付けた背面側も布素材で覆った。LEDはフロントパネル側だけでなくサイドパネルにも張り巡らせて、きらきら感がアップ。音楽に合わせてエッジのLEDと、スピーカーユニットを明るく照らすストロボフラッシュが点灯するライティング機能は現行モデルと同じだ。さらに音楽再生中に本体を手で叩くとパーカッション楽器のような音が鳴らせる「パーティーブースター」が追加された。
防水性能も従来機のIPX5相当から防水&防塵をうたうIP67相当にパワーアップ。上位のXB41/XB31は約24時間、XB21は約12時間の連続音楽再生が楽しめるタフなバッテリー性能を実現している。
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