プラモデルに「人の肌の質感」を バンダイが新プロジェクト 6月に第1弾を発売
バンダイがプラモデルの新プロジェクト「Figure-riseLABO」(フィギュアライズラボ)を立ち上げた。技術の進歩でプラモデルの表現力を向上させるというもの。第1弾は「肌」の表現をテーマに同社の特許技術「レイヤードインジェクション」を進化させた。
バンダイは4月10日、プラモデルの新プロジェクト「Figure-riseLABO」(フィギュアライズラボ)を立ち上げると発表した。技術の進歩でプラモデルの表現力を向上させるというもので、第1弾は「肌」の表現をテーマに同社の特許技術「レイヤードインジェクション」を進化。「彩色では表現できなかった透明感のある肌の質感を実現した」(バンダイ)という。6月に第1弾商品を投入する。
レイヤードインジェクションは、層を重ねるように成形を繰り返し、1つのパーツを最大4色で色分けする多重インサート成形技術。2016年の「フィギュアライズバスト」シリーズで最初に採用し、瞳の中のハイライトや印影など細かい表現を可能にした。
Figure-riseLABOでは、新たに層の厚みを細かく調整し、任意の部分だけ下にある成形色を透過させる。例えば顔のパーツならピンク色に肌色を重ね、頬の部分のみ肌色を薄くしてチークの赤みを表現する。肌色成形のもっとも薄い場所はわずか0.5mmの厚さだという。
商品化第1弾は、2014年放送のテレビアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」のキャラクター、ホシノ・フミナのプラモデル。頬のチークに加え、腹筋の印影、足の血色の良さといった部分に新技術を用いた。価格は5940円(税別)。
バンダイでは、Figure-riseLABOの第2弾も計画中。次回は「衣装と髪」の表現がテーマになるという。
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