HDR【えいちでぃーあーる】
HDR(High Data Rate)は米クアルコムが開発したcdmaOne向けの技術で,1.25MHz幅の周波数帯域のまま,上り最大153.6Kbps,下り最大2.4Mbpsのデータ通信を実現する。ただし,実際には電波干渉などから,下りは平均600Kbps程度となるもようだ。 また,データ通信に特化したため音声通話には利用できず,cdmaOneの特徴でもあったソフトハンドオーバーや電力制御などの機能が省略されている。そのため1台の電話機でHDRと通話の両方を行うためには,デュアルモードの端末が必要になる。 HDRの最大のメリットは,800MHz帯の設備をそのまま転用することができること。そのため,設備投資にかかるコストを大幅に削減することが可能になる。開発元のクアルコムが試算したところ,cdma2000を新規に導入するのに比べ5分の1程度で済むとされている。 そのクアルコムでは,HDRの3倍の周波数を使う「3xHDR(HDR K=3)」を開発中で,これはHDRと比較して2倍の収容能力を持つといわれている。データ通信速度は最大3M〜5Mbps程度になる見込みだ。 (図版:KDDIより) 関連記事 関連キーワード [江戸川,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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