一般向け「iアプリ」市場は立ち上がるのか?

「iアプリ」はiモードサイトのようにブレイクするのか? 「ギガアプリ」は一般iアプリのポータルを目指す。

【国内記事】 2001年1月29日更新

 一般向け「iアプリ」市場は立ち上がるのか? iモード向けのホームページとしては,公式サイトの20倍もの数の一般サイトが登場している。アクセス数も,公式サイトよりも一般サイトのほうが上だ(1月19日の記事参照)。

 これは,コンテンツを囲い込むのではなくオープンな形にして,市場自体を活性化しようというNTTドコモの狙いの結果でもある。iモードの成功にはさまざまな要因があるが,HTMLのサブセットであるC-HTMLを記述言語に用い,コンテンツ提供者に広く門戸を広げたのが大きかった。

 では,iアプリの場合はどうなのだろうか? 携帯電話上で動くアプリケーションであるiアプリでも,小型機器にも対応した共通言語であるJavaを採用することで,多くのプログラマーが参入しやすい工夫はされている。

 実機の発売に先駆けて「iモードJava仕様書」も公開されるなど,ドコモのオープンな姿勢は変わらない。iモード向けホームページの場合,多くのポータルサイトが立ち上がり,また口コミで広がるなどしたわけだが,iアプリの場合はどう広がっていくのだろうか?

iアプリポータルは課金も検討中

 実は,すでにiアプリポータルサイトは存在する。ギガフロップスが運営する「ギガアプリ」は,iアプリ専門のアーカイブサイトだ。「まずは,オフィシャルサイトの10倍の本数を揃えたい」とギガフロップスのコンテンツ企画室長である井島剛志氏は意気込みを語る。

 ギガアプリ自体もドコモの公式コンテンツではなく一般サイト。26日の発売日には社員が並んで,ギガアプリ運営のために503iを購入したのだという。

 先週の金曜日に実機が発売されてから,たったの3日間で,12本ものiアプリが個人から登録された。人気のトップは「ガーベージデザインワークス」の「ライト君」。3日間で10万ページビューものアクセスがあったという。

 今後の展開を見ると,iモード向けホームページと,iアプリとの最も大きな違いは,課金が成り立つ可能性かもしれない。井島氏は「情報への課金と違って,iアプリはダウンロードする“モノ”だから,お金を払いやすいのではないか」と分析する。

 ギガフロップスでは,この春のスタートに向けて課金システムを検討中だ。クレジットカードや振込み,何らかの会員制といった方法を考えているそうだ。

開発の高いハードル

 一方,実機発売後,P503iとF503iではiアプリの互換性は完全ではないことが明らかになってきた。公式コンテンツでは,端末ごとに別のiアプリを用意しているものもある。

 現在,503i端末は2種類しかないが,今後発売が予定されているものだけでも4機種。動作検証用に全機種揃えるのも大変なことだが,どれでも動くiアプリを作るのはもっと大変だろう。

 ギガアプリでは,登録されたiアプリを,複数のエミュレータと実機を使って動作確認している。動作がおかしい場合は,メールで作者に状況をフィードバックするなど,iアプリ開発のサポートを行っている。「いずれはサンプルコードの公開などもしていきたい」(井島氏)

 ギガフロップスでは,Java開発者向けのメーリングリストなども主催している。多くの機種で動作確認を行い,自分の持っていない機種の情報を得るためにも,こうしたコミュニティはうまく活用したい。

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[斎藤健二,ITmedia]

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