XHTML Basic【えっくすえっちてぃーえむえるべーしっく】

【国内記事】 2001年1月29日更新

 XHTML Basicは,携帯電話やPDA,テレビ,カーナビ,時計,ゲーム機,自動販売機など,さまざまな機器で共通に利用できることを目的として開発されたマークアップ言語である。

 従来のHTML 4.0をXMLの構文で再定義したXHTML(The Extensible Hyper Text Markup Language)を,さらに多様な端末向けに軽量化したものがXHTML Basicだと考えればいい。2000年12月にVer.1.0が勧告されたばかりである。当然ながら,製品への採用実績はまだない。

 表示されるデバイスや画面サイズが特定できないXHTML Basicでは,スクリプトやHTMLのような入れ子構造のテーブルはサポートされていない。この点から,XHTML Basicはこれまでの携帯端末向けに多く利用された,HTML 4.0のサブセットというわけではないことが分かる。HTML 4.0の膨大な機能の代りに,XHTMLのサブセットとして最低限必要な機能のみに絞っている。

[江戸川,ITmedia]

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