インターネット対応携帯電話は2003年にはPCと並ぶ──ジュピターメディアメトリックス調査携帯電話によるモバイルコマース人口は,2003年にはPCと並ぶ。「ブラウザフォンはPCのWebの簡略版ではない」とジュピターは言う。
ジュピターメディアメトリックスの調査部門,ジュピターリサーチは1月30日,日本のブラウザフォン(インターネット対応携帯電話)の利用者が急増し,2003年にはPC経由のインターネット利用者と並ぶという予想を発表した。 ジュピターによると,ブラウザフォンは2000年12月時点で2700万台だが,2001年中に6000万台,2005年中に9400万台まで増加するという(それぞれ台数は出荷ベース)。それに従い,ブラウザフォンの利用者も2001年には3500万人,2003年には5600万人となってPCのインターネット利用者と並び,2005年には6600万人になるとしている。 日本における携帯電話,ブラウザフォンの成長予測 iモードに代表されるブラウザフォンの通信サービスが,PCでは困難だった小額課金のビジネスモデルを実現し,有料コンテンツの市場を開拓してきたのが急成長の理由。 モバイルコマース市場も急拡大モバイルコマースと呼ばれる,ブラウザフォンを通じた有料コンテンツ,ショッピングなどのオンラインコマース,広告などの市場は2000年度で390億円。ジュピターは,この市場が2001年度は1260億円,2005年には6000億円に達すると予測している。また,2005年の全世界のモバイルコマース市場は2兆4000億円に達するとしている。 現在でも,モバイルコマース市場に参入しようとする場合,各キャリアの公式コンテンツに採用されることが成功要因と言われることが多いが,ジュピターは「一般サイトでのアクセスも伸びてきていることから,コンテンツサプライヤーは一般サイトの有効性を考えていく必要がある」とする。 また,ブラウザフォンは「デスクトップPCで利用するWebの簡略版ではない」ともいい,デスクトップPCとブラウザフォンの両プラットフォームを活用したモバイル&クリック&モルタルのビジネスモデルが成功するとしている。 関連記事 [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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