カタログには載っていない,D503i情報(1/2)D503iの高解像度液晶はどうか? JPEGなどの表示は? 文字入力の方式はどうだろう? カタログでは分からないD503i情報を一挙公開。
フリップファン待望の「D503i」が,東北地方を除く各地域で発売になった。大きな特徴は4096色表示のTFD液晶(用語),「ATOK Pocket」搭載など。503iシリーズを製造するメーカーの中では最後に登場しただけに,細かなところまで練られた作りとなっている。 この4096色液晶はすごい4096色TFD液晶といえば,「N503iと同じではないか」と思う方もいるかもしれないが,それは明らかに違う。全般にコントラストが高く,色が鮮やかだ。さらに,“TFT液晶並み”とまではいかないが,「N503i」よりも色の再現性は良い。N503iでは全般に赤みがかった発色だが,D503iでは青や緑も美しく表示される。 「SO03i」に使われているTFT液晶は,やはり明るいところに弱く,日中の野外では視認性が落ちる。その点を考えると,D503iは発色と視認性がうまくバランスした液晶を使っているといえる。またN503iと同じく,液晶のコントラスト調整も可能だ。
解像度が高く,16ドットフォントを利用するため,Web表示時は文字が美しい。逆に,文字表示数は全角文字が8文字×7行(Web表示時)と一覧性に乏しい。
ただし,メインのポインティングデバイスである「イージーセレクター」は,スクロール量を1行または3行に設定でき,[*],[#]キーの長押しでページスクロールも可能だ。 残念ながらJPEGは表示不可液晶は美しいが,JPEG画像の表示はできない。Webブラウザの機能差としては,以下の表のようになる。
アドレス帳はインテリジェントD503iは,フリップを閉じたままでほとんどの操作が完結するように作られている。電話をかける場合も,イージーセレクターを押し込むと「検索」画面に入る(左)。検索画面では,フリガナ検索のほかに,アカサタナ検索,メモリ番号検索,ダイヤル検索,グループ検索などを[モード]ボタンで切り替えられる。 検索が完了すると,アドレスが一覧表示される(右)。あとは電話をかけたい相手にカーソルを合わせ,イージーセレクターを押し込むだけだ。
1件のアドレスには,電話番号2件,メールアドレス2件,パーソナルメモが登録できる。電話番号に付けられるアイコンはインテリジェントで,「090」ならば携帯電話,「070」ならばPHS,「03」などなら固定電話と自動的に判別してくれる。相手の似顔絵を設定できるのも面白い。
アドレス帳からは電話をかけるだけでなく,メールを作成することも可能。サブメニューから「メール作成」を選ぶか,メールボタンを押すだけの操作だ。同様に,着信履歴や送信履歴からもアドレス帳に登録されたメールアドレスにメール送信が可能。 待受画面と着信メロディ待受画像はバラエティに富んでいる。
さらに,ダウンロードした画像にデジタル時計(大・小)やアナログ時計を表示させることもできる。 「ステディモード」という形で,アドレスを9つまでのグループに分けることができる。各グループには「着信音」「メール着信音」「イルミネーションの色」が設定できる。 D503iを触って感じるのは,遊び心溢れた端末だということだ。発信中から通話中,メールの送受信,さらには設定変更時まで「ビジュアルパートナー」と呼ばれるキャラクターがアニメーションを演じてくれる(5種類から選択)。また,画面のカラーテーマも5種類から選ぶことができ,メニューの背景も5種類が用意されている。 対極にあるのがSO503iかもしれない。キャラクターのアニメーションどころか,待受け画像も標準で3種類しか入っておらず,カラーテーマも2種類しかない。遊び心というよりも,カラーテーマの少なさは使い勝手にさえ影響しかねない。 ちなみに,これまでの503iシリーズの内蔵着信メロディや待受画像の数をまとめてみた。
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