カタログには載っていない,D503i情報(2/2)
iモードページのデータをコピーできるBookmarkはほかの503iシリーズと同じく50件。ただし任意でフォルダを作成でき,整理することが可能。あらかじめ5つのフォルダが作成済みのSO503iよりも,柔軟に利用できる。 iモードサイトやWebページを閲覧中に,表示されているデータをコピーできるのはD503iならではの特徴。ほかの機種ではページの内容をメールで転送しようと思ったらURLを送るしかなかったが,D503iではコピーしてメールで送ることが可能だ。画面メモの内容も,コピーできる。
またメールを出す場合に,複数の宛先にまとめて送信できる「メールグループ設定」も便利だ。これは1グループ当たり10件の宛先を登録でき,10グループまで設定可能。 受信したメールは,「ステディモード」で受信メールBOX設定を行っている場合にフォルダ分けされる。振り分けられる条件は,P503iのようにアドレス帳のグループに従うというものだ。 受信メール一覧は,3行表示と1行表示が選択できるのがありがたい。3行表示では,「送信日時」「送信者」「アイコンと題名」が表示され,2件のメールを一覧できる。1行表示では,アイコンと題名のみとなり,6件のメールを一覧可能。 またD503iでは,着信履歴と発信履歴も「相手の名称」「発着信時間」「電話番号」が表示される3行表示と,「相手の名称」とアイコンだけが表示される1行表示を選択できる。それぞれサブメニューから1つ階層をたどらなければならず,ワンタッチで変更できないのは残念だが,便利な機能だ。
メールの作成に関しては,やはり「ATOK Pocket」の威力が大きい。一度に16文字まで入力でき,連文節で変換できる。
文字入力のためのキー配置もよく練られている。入力モードは「漢字」「カナ」「英語」「数字」「特殊」と5種類あるものの,「英語」モードでは,キーを押すごとに「abcABC2」と変わり,メールアドレスなどの入力でいちいちモードを切り替える必要がない。また,「メール」キーは,大文字/小文字の切り替えも兼ねており,「あ」「ぁ」や「A」「a」を切り替えることができる。漢字モードでは「たちつてとっ」という順で切り替わり,連続して押すことでも小さな「っ」を入力できる。ほかの携帯から乗り換えた人でも,柔軟に入力方法を選べる仕様だ。 ただし,N503iにあるような「.ne.jp」「.co.jp」「http://」などが割り当てられているキーはない。定型文にも登録はなく,メールアドレスなどを入力する際には少々面倒だ。 アクセサリも充実D503iは,503iシリーズのなかでもアクセサリが充実している。計算機やメモ帳,アラーム,スケジューラは当然としても,ToDoリストやワールドウォッチ(世界時計),記念日表示,イージータイマー(ラーメンタイマーや電車の乗り越し防止に使えそうだ)と,ほかにあまりない機能がそろっている。 ゲームは特に内蔵されていないが,三菱電機が運営する「My D-style」では,エンターテインメント系のiアプリが7本,ファンクション系のiアプリが3本,D503i専用に提供されている。 これまでの503iシリーズの性能をまとめてみた。
D503iは,遅れて登場しただけあって,よくバランスの取れた端末だ。液晶も美しいし,着信メロディも音量が大きい。文字の入力もATOK Pocketが威力を発揮している。 ビジュアルパートナーなど,さまざまな遊び心が盛り込まれているのも面白い。あとは,フリップ型の形状と,イージーセレクターという操作キーを気に入るかどうかといったところだろうか。 ちなみに,メタリックルージュの赤は,微妙にメタリックが入っており,P503iのサイバーレッドと比べると落ち着いた感じだ。 関連記事 [九条誠二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |