iモードのパケット代を削減する「パケ割!」運営開始

【国内記事】 2001年4月2日更新

 フィフティフォーとメディア・ドウが発表したiモードのパケット代金削減サービス「パケ割!」が3月30日,運営を開始した。

 パケ割とは,iモードでデータをダウンロードするときに,データを圧縮しパケットの量を減らすことによってパケット代金を平均35%削減するシステムのこと。運営開始前から話題になっていた(2月14日の記事参照)。

現在約800サイトが登録

 月額100円でパケ割! に登録すると,パケット代金削減のほか,ユーザーが設定した月の希望パケット代金までの金額表示や合計パケット割引率の表示サービスなどが受けられる。また,画像を表示するしないの選択や背景色の有無などパケットの量を減らすための詳細設定ができる。広告の掲載はない。

 現在,パケ割! にはカテゴリー分けされた検索システムに約800のサイトが登録されており,これら登録サイトとそのリンク先の閲覧に関してパケットの削減が可能だ。しかし,「iメニュー」に登録されたサイトに関しては,パケットの削減ができない。

 今後は,パケ割! に登録するサイトを厳選することから始め,将来的には一部の「iメニュー」公式サイトもパケ割! の対象になるという。

有料サービスであることのメリットは?

 実は,このようなサービスは初めてのものではない。既に無料で運営しているパケット代金削減サイトもある。このような状況で有料サービスを開始した理由を,3月30日都内で開かれた説明会でフィフティフォーの代表取締役である米倉豪志氏は次のように答える。「これから利用者が増えていけば,サーバに負担がかかり,無料ではサーバの維持が不可能だ」

 有料にしてサーバの安定性は保証するということだ。また,「ほかのパケット代金削減サイトのように画面がくずれない」(米倉氏)ことも強調する。パケットの削減率の違いもあるようだ。

 しかし,3月30日のサービス開始時には,サーバがダウンして登録ができなかった。「運営開始日に予想以上のアクセスがきて,サーバが耐え切れなかった。現在はサーバを増強しており,数日のうちに登録受け付けを再開する」とメディア・ドゥの藤田氏は語る。

 サーバの問題は残っているが,このパケ割! は自分が使ったパケット使用量が確認できるなど,ユーザーに対する配慮が感じられる。月のパケット代金を制限したい人にも,魅力的なサービスだろう。

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[青木瑞浩,ITmedia]

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