イメージ一新の折りたたみ,新スタンダードの「P211i」をチェックする

松下製端末の弱点だった文字変換機能が大きく改善され,着信メロディも32和音+デュアルスピーカーとライバルを大きく凌ぐ機能を搭載した「P211i」。シャープなイメージの薄型ボディに搭載された機能とは?

【国内記事】 2002年1月10日更新

 1月7日にNTTドコモの「P211i」が発売された(2001年12月の記事参照)。NTTドコモに端末を供給するメーカーでは4強の一角となる松下通信工業製で,211iシリーズでは「N211i」に続く(2001年12月の記事参照)2製品目の折りたたみ型となる。

 ポイントは以下の点だ。

  • 大きく変更されたデザイン
  • 松下製ドコモ端末で始めて6万5536色液晶を採用
  • 32和音+ADPCMの着信メロディ
  • 「インテリジェント変換」を謳う日本語変換機能

 では続けてチェックしていこう。

デザイン一新,同社初のフルカラー液晶搭載

 P211iは,松下通信工業製の端末としては「P209is」「P503iS」に続く3製品目の折りたたみ型となるが,デザインは一新された。“クラムシェル”と呼ばれた丸みを帯びたデザインから直線基調のシャープなデザインとなり,カバー部の方が一回り小さい最近流行ともいえるデザインだ。FOMAの「N2001」「2002」,auの「C5001T」などに近い雰囲気であり,今後の1つの潮流となりそうなデザインである。



このようにシャープなデザイン。auの「C5001T」と印象が似ている。またカバー部が一回り小さく,FOMA N2001/2002も彷彿とさせる

 また同社のNTTドコモ向け端末としては初めてフルカラーディスプレイを搭載する。既にauの「C414K」などで採用例があるGFカラー液晶で6万5536色表示(2001年7月の記事参照)。発色は良好で,バックライト点灯中はTFT液晶との差異はほとんど感じない。しかしバックライト消灯状態での視認性はあまりよくない。

 パネルサイズは1.8インチと折りたたみ型としては少々控えめだが,この春に登場する504iシリーズのとの差別化の意味も残しているのだろう。JPEG表示にも対応しており,その表示能力を十分生かしている。



GFカラー液晶はシャープ製の改良型のパッシブ液晶だが,発色はよい。右がTFT液晶の「KX-HV200」だが(2001年12月の記事参照),むしろ鮮やかさではP211iが上。前モデルである「P210i」の256色影響との違いは明白だ

 P209iSがその先駆けともなった背面液晶,「プライベートウインドウ」も,もちろん備えている。N211iと比べるとサイズは控えめだが,バッテリー残量や時刻,着信時の発信者番号や不在着信表示,メール着信の表示など必要十分な情報をカバーを開けることなく確認できる。


背面のプライベートウインドウ。それほど大きくはないが,視認性も上々

 デュアルスピーカーを備えた,32和音着信メロディはどうだろうか?

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[坪山博貴,ITmedia]

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