携帯電話出荷台数，ついに6カ月連続マイナス──JEITA

「新規加入者の頭打ち傾向，ネット接続機能を備えた端末の需要一巡による買い換え需要の減速」（JEITA）。移動体電話の11月国内出荷台数はついに6カ月連続のマイナスとなった。

【国内記事】

2002年1月15日更新

　電子情報技術産業協会（JEITA）は1月15日，移動電話の国内出荷実績を発表した。国内出荷数量は322万9000台で，前年同月比で75.8％と6カ月連続のマイナス成長。

携帯・自動車電話の最近の出荷実績

出荷台数	前年同月比	（％）
5月	423万9000	117.6
6月	414万5000	98.7
7月	358万9000	99.6
8月	398万9000	99.9
9月	435万9000	85.5
10月	327万5000	72
11月	299万3000	74.5

　うち，携帯・自動車電話の11月国内出荷数量は299万3000台，前年比74.5％と落ち込みが続いている。JEITAでは，「新規加入の頭打ち傾向，インターネット接続機能を備えた端末の需要一巡による買い換え需要の減速が影響している」と分析，「第3世代機（3G）の出荷も増えつつあるが，全体の出荷数量を押し上げるほどではない」とコメントしている。

公衆用PHSの最近の出荷実績

出荷台数	前年同月比	（％）
5月	26万7000	73.1
6月	22万7000	56.0
7月	27万5000	86.3
8月	20万3000	79.1
9月	30万9000	63.4
10月	22万8000	80.8
11月	23万6000	96.3

　公衆用PHSの国内出荷数量は，加入者数の減少が続いている影響で，11月国内出荷数量は23万6000，前年比96.3％と9カ月連続のマイナス。ただし，定額制データ通信サービスが好調のため，落ち込み幅は減少している。

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電子情報技術産業協会（JEITA）

[後藤祥子，ITmedia]

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