KDDIとマクドナルド，“GPSケータイ”でマクドナルドの店舗を案内する共同実験

今いる位置に合わせて，「マックトーキョー」の店舗情報や地図を携帯に表示する実験が始まった。

【国内記事】

2002年1月21日更新

　KDDIと日本マクドナルドは，GPS衛星を使った位置情報に基づく「位置情報広告」をKDDIの携帯電話“GPSケータイ”に提供する共同実験を1月21日から開始する。

　GPSケータイを利用して，携帯電話利用者の位置に合わせて日本マクドナルドが東京都内で展開する「マックトーキョー」の店舗地図や商品情報を告知する。実験は3月末まで継続され，期間中のコンテンツ情報料は無料。

　KDDIと日本マクドナルド，また運営を行うエイワンアドネットは，この実験により3社協同で位置情報・地図情報を展開する際の技術的な問題点，店舗情報・セールス情報の更新に関する運用ノウハウ，広告商品化の可能性などを検証する。

　情報が提供されるマックトーキョーは日本マクドナルドが東京都内のJR山手線沿線の126店舗で展開しているプロジェクト。ベーカリー，サラダ，スープ，デザート，プレミアムコーヒーなどカフェ的なメニューが導入されている。

　対象はGPSケータイなどEZwebサービス加入者で，アクセス方法は「EZwebトップメニュー」−「EZ@NAVI」−「ピクチャー広告」。

　また実験後半には，指定店舗周辺から位置情報を発信した場合に，マクドナルドのキャラクターを壁紙としてダウンロードすることも可能にする。

　今回の実験は，KDDIがトヨタ自動車と協力して運営するコンテンツサービス「EZ@NAVI」を使った地図ページの無償リンクサービスを利用したもの。コンテンツプロバイダは，このサービスを利用することでGPSケータイ向けのコンテンツ提供が容易になると共に，通常のEZwebコンテンツに地図を表示させる付加機能を追加できるという。

　なお，対象エリア外からのアクセスやGPSケータイ以外のau携帯電話からのアクセスに関しては，マクドナルドの全国統一情報が表示される。

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