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【国内記事】 | 2002年3月7日更新 |
先週のアクセスランキングでトップを飾ったのは,ドコモのカメラ付き端末「251i」の記事。その中でも気になるのは,画像アップロードサービス「iショット」について。
どうして“画像アップロードサービス”なるものが必要になるのかというと,現在のiモードメールは画像の添付に対応していないからだ(FOMAを除く)。iモードメールのシステムを大改修するのでなければ,何かしら画像ファイルを受け渡す仕組みを作る必要がある。それがiショットサービスではないか――というのが現時点での推測だ。
例えば,メール以外のシステムを使って,ドコモのサーバと接続し,サーバで動くCGIなりの指示に従って画像を選び,アップロード。その後は,サーバがWebページに画像を貼り付け,メールにURLを添付する形で送付できれば,すべてのiモードユーザーが画像を閲覧できる。こんなシステムが提供されるのではないだろうか。 実際,J-フォンの51シリーズには,端末内のファイルをサーバにアップロードするタグも追加された(J-フォンWebサイト参照)。
iショットがどのようなサービスになるのかは,現時点では不明だ。しかし,ドコモが従来に比べると,カメラ搭載に力を入れるようになってきたと見るのは,そう的外れではないと思う。
実際,ドコモは今回の資料で,カメラ付き端末を「251iシリーズ」と表現している。ドコモのカメラ付き端末といえば,これまで1,2機種の名前が挙がることが多かったが,“シリーズ”という以上,“251i”ではおそらくある程度の数の機種が投入されるはずだ。これはドコモにとって,小さくはない変化である。
とはいえ,主力であると思われる「504iシリーズ」にカメラが載る可能性は今のところ薄い。これに,立川敬二社長の「カメラはFOMAで十分」,iモード企画部長の夏野剛氏の「2002年からはどのような機能を搭載するかの選択が重要になる」といった発言を重ね合わせると,カメラはドコモにとって目玉になる搭載機能とまでは言い切れそうにない。ドコモの中でカメラの位置づけはまだ落ち着いていないとみるのが,一番正解に近いのかもしれない。
2001年は,ドコモを皮切りに各社がJava搭載端末をリリースした年だった。2002年,写メールで先行するJ-フォンに対して,ドコモ,KDDIがカメラ付き端末をぶつけてくる(2001年9月の記事参照)。2002年はカメラ内蔵端末同士の争いの年になるのだろうか。
[斎藤健二,ITmedia]
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