写真とムービーで見る,CLIE PEG-NRシリーズインプレッション
NRシリーズの文字入力はキーボードだけでなく,従来通りGraffitiでも行えるが,Graffitiエリアがソフトウェアになったことにより改良されている。 具体的には下のムービーをご覧いただくと分かるのだが,Graffiti文字を入力する際,その軌跡が表示されるようになったのだ。初めて使う際には違和感を覚えるが,すぐに自分のGraffiti文字の筆跡やくせが分かるようになり,Graffiti文字を自然に修正できるようになる。 Graffiti入力に達者な人には「キーボードなんていらない」などと感じているかもしれないが,そんな人にもこの軌跡はいい勉強になるだろう。
Graffitiで入力している様子
キーボード入力の様子
エンタテインメントを実現するカメラ&サウンドNRシリーズには2つのモデルが用意される。両者の違いは「カメラの有無」で,3月23日発売予定の「PEG-NR70」はカメラなし,4月13日発売予定の「PEG-NR70V」はカメラ内蔵となっている。 PEG-NR70Vの内蔵カメラのスペックは「10万画素1/6インチCMOSイメージセンサー」というもの。得られる画像のサイズは「320×240ピクセル」と,現在のデジカメ事情から見ると性能は低い。まだ,撮影画像の検証はできていないので品質については述べにくいのだが,最近流行りの携帯電話内蔵カメラ程度のクオリティであると考えておいたほうがよさそうだ。 ただ,筆者は「これはこれでいい」と考えている。もちろん,品質がよいに越したことはないのだが,あくまでコミュニケーションアイテムの1つとして捉えた場合,品質よりもファイルサイズのほうが重要であることが多いからだ。PEG-NR70Vの内蔵カメラは「たった今の状況を画像メモとしてメールで送ったり,名刺交換した相手の画像をアドレスに貼り付ける」といったニーズには過不足なく応じられるだろう。 PEG-NR70Vのカメラはフリップのちょうつがいとなる部分に埋め込まれており,回転させることで手前に向けたり,前方に向けたりできる。撮影した画像は「PGP(PictureGear Pocket)形式」で本体/メモリースティックに保存するか,「JPEG(DCF)形式」でメモリースティックに保存するかを選択できる。また,撮影モードとして,アドレスに貼り付けることを前提とした「88×88ピクセルのアドレス帳モード」も用意される。 カメラを回転させている様子 カメラを回転させている様子のQuickTimeムービー(5秒/580Kバイト)。このカメラが一番活きるアプリケーションは以前から画像対応していたアドレス帳かもしれない また,NRシリーズはPEG-N700C/N750Cらと同様に音楽再生の機能もある。ATRAC3形式やMP3形式の音楽データを再生できるのだが,改良された部分を2つ見つけられた。 1つは,対応ビットレートのスペックアップだ。ATRAC3はこれまでと同じ132kbpsまでだが,MP3は256kbpsまでサポートされた。これは音楽再生に使うDSPチップの性能が向上したことによるものだという。 もう1つは,本体のみで再生を可能にするモノラルスピーカーを内蔵していること。これまではヘッドホン端子経由でしか再生できなかった音楽を,本体背面のスピーカーからも再生できるようになった。 なお,Tシリーズから搭載されたFM音源によるサウンド機能も引き継がれており,MIDIやADPCMの再生もできるようになっている。
ATRAC3/MP3を聞くためのヘッドホン端子やコントローラはPEG-N750Cなどと同等。ただし,ヘッドホンはインナーイヤータイプの安価なものに変更された
背面にスピーカーが見える(中央の左寄り)。ここからFM音源による音と再生した音楽を鳴らせるようになっている [濱田宏貴,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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