写真で見る1x端末──スタイリッシュな「A1012K」

【国内記事】 2002年3月19日更新

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シンプルで,かつ使い勝手のいいソフトウェア

 “第3世代携帯電話”というと,さまざまな特殊機能に目がいきがち。その点では,A1012Kは少々物足りない。1000シリーズ,ということもあって,動画再生もできなければGPS機能も,WAP2ブラウザやJavaも備えていないからだ。

 しかし,内蔵ソフトウェアはよく練り込まれている。特に,EZweb@mailでありながら,メールフォルダへの自動振り分けに対応しているのは素晴らしい。さらにA1012K,A3012CA,A3013Tの3機種は,ドメイン名による振り分けにも対応している。


メールフォルダは受信フォルダのみ10個を作成でき,フォルダそれぞれに振り分け設定を行える。メールアドレスのほか,ドメイン名による振り分けが可能だ。受信したメールは振り分け設定に従って自動的にフォルダに入る


何を見せたいのかというと,さまざまな操作中にも時計が表示されているということ。cdmaOneでは基地局からの情報を元に常に時計が正確に保たれている。Webやメールを見ているときも時間が表示されているのはありがたい


さて,A1012Kの液晶は6万5536色相当のTFT液晶。反射型だが,発色はなかなか美しい。右は1600万色相当の半透過型TFT液晶を搭載する「J-SH51」。A1012KではPNGの,J-SH51ではJPEG画像を表示してみた。反射型ながら,かなりクオリティが高いことが分かる。もちろん,反射型だけに,屋外の直射日光下でも視認性は非常に高い


日本語入力部分にもA1012Kは力を入れている。文字入力システムには「モバイルWnn V2」を採用。デフォルトではオフになっている予測変換を使うと,1文字入力するごとに予測候補が下部に表示される。さらに,京セラのサイトからさまざまなオプション辞書をダウンロードして追加することも可能

 A1012Kで全般に感じたのは,内蔵ソフトウェアがよく作り込まれていること。そして“一目でそれと分かる”斬新なボディデザインだ。

 WAP2.0には対応していないが,その分,ブラウザの動作も機敏。操作体系は,アドレス帳やメールなど頻繁に使う機能を分かりやすく使えるよう工夫されている。

 「お楽しみの機能はいらないから,電話機としての機能(当然,メールも入る)を磨き上げてほしい」──というニーズには,最適な端末ではないだろうか。

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[九条誠二,ITmedia]

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