カタログには載っていない“カメラ付きGPSケータイ”「A3012CA」情報(2/3)

【国内記事】 2002年4月1日更新

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屋外でも見やすく,美しいCristal Fine液晶

 A3012CAは液晶にセイコーエプソン製の「Cristal Fine液晶」を採用。TFD液晶の進化型で26万色相当の表示が可能になっている。

 この液晶は応答速度もよく,発色も美しい。撮影が非常に容易だったことを付け加えておく。


シャープの1600万色相当表示のTFT液晶を備えた「J-SH51」(右)と並べてみた。色味の違いこそあれ,かなりの美しさであることが分かる。ちなみに液晶解像度は132×176ピクセルと,平均的な120×160ピクセルに比べて一回り大きい


EメールやEZweb画面では文字サイズを3段階に変更できる。設定は,メールを読んでいる最中やWebを見ている最中にも可能

かな漢字変換にはATOK for auを採用

 メール作成時の最重要ポイントとも言えるかな漢字変換には,「ATOK for au」を採用。予測変換機能も備えており,快適な文字入力が可能だ。


残念ながらインライン変換はできない。予測変換は一度入力された文字だけに適用され,予測変換辞書というものをあらかじめ持っているわけではない。画面左上では,「け」と入力した段階で「携帯」が予測されている。予測語は1語だけが表示され,複数の予測語からは選択できない。


A3012CAのダイヤルボタン。シンプルながら必要な要素は盛り込まれている。文字入力時には,大文字/小文字変換(*ボタン)や,ボタンを押しすぎた時には戻る(#ボタン)ことが可能。ボタンを押すと,例えば「かきくけこ2」という順で表示されるため,「2」を入力したい場合,文字種を変更しなくても「か」を入力して#ボタンで戻れば入力できる

癖のあるアドレス帳

 アドレス帳には,以下の項目が設定できる。

種別アイコン
電話番号2つ
Eメールアドレス2つ
URL
郵便番号
住所
誕生日
星座
血液型
趣味
メモ
位置情報

 別途,登録名やグループごとに着信音やEメール,伝言メモを設定できる(「待ち伏せ設定」と呼ぶ)。ただし選べるのは着信音の種類だけで音量などは一律設定だ。

 また特別な人に対して「ホット待ち伏せ」という設定が可能だ。恋人など,「この電話だけは逃したくない」という相手に対してホット待ち受けを設定しておくと,マナーモード時でも最大音量でメロディを鳴らすなどの設定ができる。


アドレス帳。一覧表示では登録した電話番号ごとに4人が表示される。少々癖があるのが編集画面。「決定ボタン」は常に登録に割り当てられており,慣れるまでは入力に戸惑うことも。アドレスは名前の読み,メモリNo.,グループから検索できる。最近のアドレス帳の中では一覧性も低く,検索も非力だ


マナーモードが6種類も設定できるのはカシオ独特。「ホット待ち伏せ」というのは,普通のバイブレータやサイレントと異なり,ホット待ち伏せに設定した相手の場合,最大音量でメロディが鳴って気づかせてくれるものだ。アウトドアを設定すると,すべての設定を無視して最大音量+バイブレータで着信を教えてくれる。通常時の各音量や着信音などは,細かく設定できる。メールなどの着信音の流れる時間も設定可能だ。マナーボタンは側面に付いており,閉じたままでも操作可能。ただしボディを開くときに側面ボタンを押してしまうことがあるのには注意。もちろん側面ボタンを無効にすることもできる

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[斎藤健二,ITmedia]

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