「バイオU」正式発表 世界最小・最軽量,親指で文字入力ソニーの「バイオU」が正式発表に。最小・最軽量サイズを実現した上,親指文字入力機能やワンプッシュスタンバイ機能といったユニークな機能を盛り込んだ。
ソニーは4月19日,ノートPCの新製品「バイオU」(PCG-U1)を発表した。Windows XP搭載PCとしては世界最小・最軽量を実現,PDAとノートPCの間に位置付けられる“ユビキタス”がコンセプト。携帯電話ライクな親指による文字入力機能やワンプッシュスタンバイ機能などユニークな機能を盛り込んだ。実売予想価格は15万円前後。
バイオUは3月に開発表明していた小型モバイルノートPC。サイズは約184.5(幅)×139(奥行き)×30.6(高さ,バッテリ装着部は46.1)ミリ,重さ約820グラム(標準バッテリ装着時)となっている。標準リチウムイオンバッテリ使用時の駆動時間は約2.5〜4時間としている。 CPUはTransmetaのCrusoe TM5800/867MHzを搭載し,メモリはオンボード128MバイトSDRAM(最大256Mバイト)。OSはWindows XP Home Editionを採用した。液晶ディスプレイは6.4型TFTで,1024×768ピクセル表示が可能だ。
バイオUの「U」が「ユビキタス」や「ウルトラコンパクト」「ユニーク」などを示す通り,従来のモバイルPCとは異なる新しい利用法を提案する製品だ。PDAやHandheld PCではソフトやストレージ容量が物足りないが,ノートPCはサイズと重量が持ち運びには厄介──という層に,“PDA&Handheld PCと同様の軽快さ”+“使い慣れたWindowsマシン”という両方のメリットをアピール,新市場を開拓する。 手軽なモバイル利用を目指し,携帯電話に代表される“親指文化時代”にマッチした操作法を研究。列車内や街角などで,製品の両サイドを両手で持ったまま使用するスタイルを前提とし,ポインティングデバイスや各種ボタン類の操作は親指を駆使することで行えるように配置した。 特に新機能「ThumbPhrase」では,親指を使って文字入力を行うことが可能だ。キーボード上部の専用ボタンを押すことで親指入力モードに切り替えると,キーボード左側のキー12個とジョグダイヤルを使ってテキストを入力できるようになる。専用の入力予測変換ソフトも搭載しており,「いつでもどこでもメールやチャットを気軽に利用できる」(同)という。 また液晶パネル右側の「ZOOM IN」ボタンを押すと,解像度を800×600ピクセルに一発で変更可能。小さなLCDの弱点を補う機能で,「写真を見るときはXGAで,Webやメールを閲覧する時はSVGAで」といった利用が可能になっている。 PDAライクな軽快さを実現するため,1プッシュでスタンバイ状態に入れる専用ボタン「スタンバイボタン」を搭載した。ボタン1つでスタンバイ/レジュームが行えるほか電源オフ/ハイバネーション状態からも同ボタンを押すことで起動できる。「サスペンド中かハイバネーション中か意識することなく起動できる」のが特徴で,BIOSなどの改良でサスペンド/ハイバネーションの高速化も図られているという。 主な仕様は以下の通り。
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