AirH"対応音声端末,「RZ-J700」のメール機能をチェック(2/4)

【国内記事】 2002年4月30日更新

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 Eメールの表示文字数は最大10文字×11行。画面サイズに対してあまり欲張った表示はしていない。ほかには8文字×8行,5文字×5行の表示への切り換えが可能だが,かなり大きめな文字サイズとなる。これは,小さな文字が読みにくい人への配慮だろう。


左から標準,大きめ,特大のフォントサイズ。メール表示画面からも変更ができる

 Eメールの表示画面では上下キーで行単位スクロール,左右キーでページスクロール,またはメールアドレス,電話番号間のフォーカス移動になる。Eメールの本文に含まれるメールアドレスへメールを送信したり,電話をかけたりできる。

 RZ-J90から継承された機能になるが,自動スクロールでの表示機能も備える。上下キーでスクロール速度の調整や逆スクロールもでき,キー操作を抑えて長文のメールを読む場合には便利そうだ。

 本機ではEメールとライトEメールの受信は共通のフォルダとなるが,メール作成に関しては独立した仕様になっている。従ってメールを作成する段階,もしくは返信をする段階で,Eメールで送信するのか,ライトEメールで送信するのかを選択する必要がある。


メニューでもEメールとライトEメールは別々。ライトEメールを利用しない人,逆にライトEメールしか使わない人にはこのほうが便利かもしれない

 また作成画面には入力文字数に関するガイダンスがなく,あと何文字入力できるのかが分からない。Eメールならともかく,文字数制限の大きいライトEメールでは不便に感じる人もいるだろう。

 ちなみに,同じくAirH"に対応した九州松下製の音声端末「KX-HV200」では,EメールとライトEメールの作成が共通となっており,作成画面ではそれぞれ入力可能な残文字数が表示される。ライトEメールを優先する設定にしておけば,ライトEメールで送信可能な文字数ならライトEメールで,そうでない場合はEメールとして送信される仕様だ。

 EメールとライトEメールを意識せずに効果的に使い分けたい人には,KX-HV200の仕様の方がありがたいだろう。逆にライトEメール使い放題となる料金プランで,メールの送信もすべてライトEメールで済ませたいという人には本機の仕様のほうが使いやすいだろう。

水準を満たすが,大きな特徴はない日本語入力

 ヘビーなメールユーザーにとって重要なのが日本語入力。J700は28文字までの読みの一括入力,複文節変換,インライン変換と,現在の水準といえる機能を備えるが,変換候補は一覧表示されない。またキー入力数を抑える予測変換機能なども備えていない。携帯電話では各社が注力している部分であり,少々残念だ。

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[坪山博貴,ITmedia]

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