AirH"対応音声端末,「RZ-J700」のメール機能をチェック(3/4)

【国内記事】 2002年4月30日更新

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 記号などのキーへの割り振りは悪くないし,絵文字,特殊記号などはディスプレイをフルに使った一覧表示から選択できる。ただし,かな,英文字の大小変換機能は備えていない。また読み入力の遡りも可能だが,これはキーの長押しで対応しているので今ひとつ使いにくい。例えば「1」キーを長押しすると「あ」「ぉ」「ぇ」「ぅ」と切換わるが,キーを離すタイミングが難しいのだ。


連文節変換のできは悪くない(この画面では「打合せ」だけが正確に変換されていない)。ただし,変換候補の一覧表示はほしい(左)。特殊記号や絵文字は一覧から選択する。次々と候補が表示されるより入力効率はいい(右)

 定型文の入力は,RZ-J90から改善されている。「1」〜「9」キーにジャンルごとに割り振られ(正確にいえば読みの「あ,か,さ,た,な,は,ま,や,ら」),読みとして1文字入力後上キーを押すことで候補として表示される。定型文を通常の手続きで呼び出すよりは早いが,ジャンルの割り当てを覚えておかないと使いこなせない点が今ひとつだ。

2色の組合わせで効果的に利用できる背面イルミネーション

 本機は,最近のトレンドとなっている背面ディスプレイは備えていないが,代わりに7色に発行するイルミネーションを搭載している。このイルミネーションは2色を組合わせて交互に発光させることも可能で,単に7色に発光するよりも効果的だ。通話着信,メール,スケジュール,目覚ましなどで個別の色を設定できるほか,電話帳と連動して特定の人からの着信時にも個別の色を設定できる。

 ヒンジ側に装備された補助イルミネーションも便利だ。2つの補助イルミネーションは,右側が不在着信,左側がメール受信を示すようになっており,5秒おきに点灯する。ヒンジ部を上にしておけば,胸ポケットなどに放り込んでいても目に留まりやすい。


ブルーに設定した場合のイルミネーション。いかにもLED的な鮮やかな発色だ(左)。ヒンジの側にあるのが補助イルミネーション。胸ポケットなどに放り込んでいても目に留まりやすい位置だ(右)

 最近ではケータイを時計代わりに利用する人も多く,DDIポケットの端末では,最新端末でも背面ディスプレイが装備されないのには不満が残るところだろう。しかし背面ディスプレイは端末のコストやサイズに跳ね返るのも事実で,製造コストを低く押さえざるを得ない(携帯電話に比較するとおそらくインセンティブ(用語)も少ない)PHSでは,実売価格を抑えるという意味で,なかなか実現が難しいのかもしれない。

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[坪山博貴,ITmedia]

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