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2002年5月24日 09:32 PM 更新
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あの人のPalmを見たい!
Visor EdgeをFreeBSDとHotSyncして活用する大学院生、長名保範氏のPalmデバイス(1/2)
今回の「あの人のPalmを見たい!」にご登場いただくのは、大学院でコンピュータのハードウェアの研究をしている長名氏。基本的にUNIX系のOSを使っているため、母艦のOSはFreeBSDというVisor Edgeユーザーだ。
研究現場で活躍するVisor Edge。その活用法を覗いてみよう。
Palm User File No.012:長名保範 (おさなやすのり)
大学院で、コンピュータのハードウェアの研究に従事。現在、細胞シミュレーション向けの高性能ハードウェアの設計中。
Visor Edge(シルバー)
基本的にUNIX系のOSで生活しているため、自宅では FreeBSDの載っているデスクトップPCに、jpilotというソフトを使ってHotSync。ノートPCにも、coldsyncというソフトを使って、USB経由でHotSyncできる環境があるが、あまり使用していない。
Visor Edge(シルバー)
1年
1台
23歳、男性。本質的にコンピュータは嫌いで、写真家になる予定だったはずが、なぜかコンピュータのハードウェアの研究をしている。
趣味は、写真を撮る(焼く)こととサイクリング。普段は、自転車で大学まで片道 20キロの道のりを自転車で通ったり、ごくまれに休みがもらえると南信州で写真を撮っていたりする。
Design and Implementation
スケジュール管理にとても役立っています。紙が好きなので、以前はシステム手帳を愛用してました。でも、古いスケジュールの部分を外すといろいろと困ることがあって、結局手帳がどんどん厚くなってしまい、思い切ってPalmデバイスに乗り換えました。
研究関係のミーティングとか、論文や何やらの締め切りだとか、重要な予定が山のようにあって、オーバーブッキングしてしまうと周囲に迷惑をかけるので、重宝しています。
そのほか、電車の中や喫茶店で論文や発表の概要を考えてメモしたり、必要なら本文を書いてしまったり、メモ帳としても便利に使っています。考えごとをするときは紙とペンですが、ちょっと文章を書くときにはPalmも便利ですね。
「大きいデバイスは嫌だなぁ」と思っていたのですが、パーム コンピューティング製の薄くて軽いデバイスはお金がなくて買えなくて……。Visor Edgeはデザインがカッコよかったこともあって、ついふらっと買ってしまいました。すっかりお気に入りです。
長名氏が愛用しているVisor Edge(シルバー)。シャープなデザインと薄いボディが人気のモノクロモデルだ
研究室のデスク周り。散乱する実験機材やPCの中央にあるのがVisor Edge。理工学部出身の人間にはちょっと懐かしい風景。筆者の学生時代と違うのは、ノートがVisor Edgeに置き換わっている点だ
FreeBSD上でPalmデバイスとHotSyncする「J-Pilot」の画面。この画面を見るのは筆者も初めてだ
特にありません。IBMのノートPC、ThinkPad570はだいたいいつも持ち歩いてますが、やっぱり2キロ弱あるとしんどいので……。
最近、HandEra*1が欲しいな、と思ってます。グラフィティエリアが液晶だったりするあたりにベタ惚れです。でも、人生踏み外しそうで怖いので、しばらく買いません。
*1 HandEra 330 。モノクロのハイレゾ液晶(240×320ピクセル)を搭載しており、仮想Graffitiエリアをいち早く採用した機種。必要に応じてGraffitiエリアを小さく折りたたんで液晶を広く使えるマシンだ。CFカードスロットとSD/MMCスロットが標準搭載されており、一部のヘビーユーザーに人気がある。ただし、英語版なので、J-OSで日本語化して使用する必要がある。
[田中裕子, ITmedia]
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