iモード向け個人認証システム「MobileSAFE」の新版を発売 NTT-ATNTTアドバンステクノロジは、iモード向け個人認証システム「MobileSAFE」の新バージョンを6月25日に発売する。新たにNTTドコモの504iシリーズに対応した。 2001年11月に発売したシステム(11月27日の記事参照)のバージョンアップ版。iモードから社内イントラネットや電子商取引サイトにセキュアにアクセスできるようにする個人認証システムで、新たに504iシリーズに対応。iアプリとWebブラウザを連携できる「個人認証機能付きプロキシ」と、iアプリに認証機能を組み合わせるための「アプリケーション組込型(SDK)」の2種類を用意した。 同社と高知工科大学の清水明宏教授が共同開発した独自のワンタイムパスワード型認証方式「SAS」(Simple and Secure)を採用。トークンなどを用いる代わりに、端末に搭載したiアプリが乱数/認証キーの生成を複数回行うことで認証を行う。 SAS方式は、端末とサーバとの間で1度やり取りするだけで認証処理を完了できるほか、SSLに比べ手順が簡略化されているため、通信量・通信費を削減できるという。また次回の認証情報を予告して、最小限の計算・通信で認証を実行できる。端末プログラムは認証が2Kバイト、暗号化が1〜3Kバイトとコンパクトな設計となっている。 またオプションとして、1回の通信で、認証情報と暗号化した通信情報の両方を送信できる機能も提供する。暗号化方式(共通鍵暗号)は選択可能で、新バージョンでは次世代暗号化技術(AES)の「Rijndael」(ラインダール)をサポートする。 対応端末は、503iシリーズ、503iSシリーズ、504iシリーズ、FOMAシリーズ。なお504iシリーズ以外は、iアプリとWebブラウザの連携機能を持たないため、メールによる連携となる。価格は25ユーザーの場合で37万5000円から。 関連記事 VPNをサポートした携帯向け個人認証システム「MobileSAFE VPN」 NTT-AT NTT-AT、Java搭載iモード向けの認証システム「MobileSAFE」を発売(ZDNetエンタープライズ) 関連リンク ニュースリリース [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |