Mobile:NEWS 2002年6月24日 06:45 PM 更新

コンテンツビューワとしての新しいザウルス〜シャープ、Linuxザウルスを語る(1/2)

シャープは、プロセッサにIntel製XScale PXA210/200MHzを搭載、LinuxベースのOSを採用した新しいザウルス「SL-A300」を発表した。PCの情報をいつでもどこでも閲覧できるコンテンツビューワという位置づけだ

 シャープはLinuxベースのOSを搭載した新しいザウルス「SL-A300」を発表した。「PCやインターネット上の情報を簡単に取り込んで利用できるモバイルツールを目指した」(同社)といい、従来のザウルスシリーズの特徴だったキーボードを廃し、小型軽量化が図られている(発表記事参照)。従来のザウルスシリーズに登載されていたCFカードスロットは搭載されず、データカード型PHSや無線LANカードは、別売りのコミュニケーションアダプタ(7月下旬発売予定)で利用することになる。


SL-A300発表会に参加したシャープ常務取締役の御手洗顕氏(左)、通信システム事業本部モバイルシステム事業部の宇野裕史氏(中)、商品企画部長・藤原齋光氏(右)

 新しいザウルスは「PCの情報を見るためのコンテンツビューワ」という位置づけで、ボタン1つで情報をキャプチャして取り込める「シンプル」、取り込んだデータを素早く呼び出せる「スムーズ」、いつも身につけて持ち歩ける「スモール」という3つのコンセプトを元に開発された。

 「シンプル」を実現する機能として用意されるのが「ザウルスショット」「ザウルスドライブ」といった機能だ。

 「ザウルスショット」は、PC側に表示されている情報をプリントスクリーンボタンを押すだけで、「JPEGまたはBMP形式でザウルス内に取り込める」(シャープ広報)。テキストも領域を指定することで取り込める。PCとUSBケーブルまたはクレードルでSL-A300を接続しておけば、すぐに情報をザウルスに送り込める仕組みになっている。


PC側のプリントスクリーンボタンを押すだけでザウルス側にデータを送り込める様子をデモ

 「ザウルスドライブ」は、ザウルスをUSBケーブルやクレードルで接続している時、PCのデスクトップ上に現れるザウルスのドライブやSDカードに、データを直接ドラッグ&ドロップできる機能。ドラッグ&ドロップしたデータはザウルスドライブ上から立ち上げて閲覧、編集でき、ファイル形式は.doc/.rtf/.txt/.xls/.jpg/.bmp/.gif/.pngの8種に対応している。


ザウルスドライブを内をPCから見たところ。データのドラッグ&ドロップによるやりとりや、閲覧・編集が可能

 「ザウルスショット」で取り込んだデータは、カレンダーにリンクさせられる。当日のカレンダーをクリックすれば、その日に必要なデータにアクセスできるわけだ。目的別にフォルダを作成して整理することも可能だ。

LinuxとXScale搭載の意味

 シャープが新しいザウルスにLinuxベースのOSを採用した最大の理由は「世界で使えるザウルスを目指す」ことにあるという。従来のザウルスを世界に通用するものにするには、「開発環境の資料の英文化やあらゆる技術のサポートなどをすべてシャープ1社でやらなければならない」(シャープ通信システム事業本部モバイルシステム事業部の宇野裕史事業部長)。それに対して「Linuxはソースコードが公開されているため、世界中の開発者にザウルスの開発に参加してもらえる」(同氏)。また、ユーザーが資産を継続して利用できることが重要であるとし、そのためにも「OSがオープンであることが重要」と話す。

[後藤祥子, ITmedia]

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