3G-324M【すりーじーさんにーよんえむ】携帯電話においても、テレビ電話の規格はしっかり定まっている。どの端末がどれとテレビ電話が可能なのか。3Gで使われるテレビ電話の規格を解説する
3G-324Mは、第3世代移動通信(3G)で使われるオーディオビジュアル通信(具体的にはNTTドコモのFOMAにあるテレビ電話のこと)の規格である。映像圧縮方式にMPEG-4(用語)、音声圧縮方式にAMR(用語)を使用している。FOMA向けの映像配信試行サービス「Vライブ」でも利用されている。 ちなみに、iモーションでもMPEG-4、AMRという組み合わせで映像がファイル化されているが、こちらは384kbpsパケットによるダウンロード後の再生である。また、同じような映像配信サービスのM-Stage visualは、MPEG4、AMRでも提供されるが、音声部分はADPCM(用語)(WMA)である場合もあり、いずれにしても3G-324Mには準拠していない。 テレビ電話機能を持つPHSビシュアルホン「Lookwalk P751V」は(7月8日の記事参照)、M-Stage visual対応端末でありながら、3G-324Mにも対応している。
NTTドコモでは3G-324M対応のFOMAを、同時に複数台接続できる「FOMA多地点接続プラットフォーム」を開発し(3月13日の記事参照)、2002年9月末までの実証実験を行っている。画面を4分割することで最大4人までの画像付きチャット機能を実現するほか、発言者の音声によってその利用者の映像に画面を切り替える機能などが提供される。
ところで、NTT東日本(西日本)の商品であるデュアルモードテレビ電話機「Moppet(モペット)」にも、3G-324Mが採用されている。同製品はISDN用のテレビ電話規格「H.320」と合わせて2つのモードを持つことで、これまでの同社のテレビ電話機「Phoenix mini」のほか、FOMA/PHSビシュアルホンのいずれとも通信ができるようになっている。3G-324Mを用いたテレビ電話の利用時には、64kbpsの回線交換方式が用いられ、状況に応じて32kbpsへのシフトダウンが行われる。
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