50代以上の48%がカメラ付きケータイに興味あり〜Amazonet調査若者を中心に人気のカメラ付きケータイ。実は年配の方々もカメラ付きケータイに興味があるという調査結果が出た
筆者の周りでは、なぜか30代半ばを超えた人々のほとんどがカメラ付きケータイにあまり興味を示さない。「撮るものがない」「操作がめんどくさい」「通話だけしか使わない」……といった理由だ。 両親(60代)に至っては、通話に使うことすら面倒だといい、せっかく筆者が買ってあげたブラウザボードや携帯電話もほとんど使われないままお蔵入りになってしまった。 しかし、Amazonetの調査で、50代以上の48%が「買うか分からないけど興味はある」という結果が出た。 50代以上の場合、「既に持っている」人は4.4%。40代の11.8%から大きく減少しているが、「欲しいとは思わない」という回答より「買うか分からないけど興味はある」という人の割合が上回っている。
ドコモとJ-フォンは、年配のユーザーにも使いやすい携帯電話をそれぞれリリースしているが、「F671i」や「J-K31」には、カメラ機能は内蔵されていない。 携帯電話の機能が飽和しつつある昨今、シルバー市場など年配のユーザー向けの部分はまだ未開拓の領域。この調査結果を見る限り、カメラ機能付きで操作が簡単な携帯電話のニーズはありそうだ。 親が50代、60代の場合、その子供たちは20代から30代のことが多く、親とは生活時間帯が異なる。筆者の場合も親が電話をかけてくるのは午後9時から10時ごろだが、その時間に家にいることはまずない。帰宅してから電話をかけようにも12時をまわってしまうとさすがにかけにくいものだ。そしてずるずる電話をしないままになり「いつも家にいない」と愚痴を言われるはめになる。 年配の人に敷居が低いカメラ内蔵携帯電話が登場すれば、お互いの様子をメールだけでなく画像で伝えることができる。親子や孫とのコミュニケーションももちろんだが、遠く離れた友人との写真のやりとりは年配の方々でも興味があるはず。 文字が大きくカメラやメール機能を簡単に使える――そんな携帯電話の登場に期待したい。 Amazonetはマーケティングジャンクションが運営するモニター&コミュニティサイト。今回の調査は同サイト内の「直感勝負!アンケート」で1つの設問につき、5つの選択肢から直感で選ぶ方法で行われた。有効回答数は2511。うち50代以上は113、40代は442だった。
10代から50代以上を総合すると「カメラ付きケータイに興味がある」「買おうと思っている」人は約7割 関連記事 カメラ付携帯に興味ない人への反論 携帯カメラでみんなが撮っているモノ 2002年度、携帯出荷の半数はカメラ内蔵〜矢野経済研究所 関連リンク アマゾネット [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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