ビジネスiアプリ開発講座
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ネイティブアプリ、電話発呼やWebブラウザ(メールなど)を使用する時 | |
従来 | ユーザーが意図的にアプリを終了し、再起動しなければならない |
待受 | いつでも利用可能(非活性化時)。アプリは必要に応じて自動的に再起動する |
メール着信 | |
従来 | メールがサーバにあることを知らせるアイコンのみの表示 |
待受 | 着信する(非活性化時)、メールがサーバにある状態をアプリで検知可能(活性化時) |
消費電力 | |
従来 | 終了するしかない |
待受 | JavaVMが停止する「休眠状態」をサポート |
起動方法 | |
従来 | 使用するときiアプリを毎回起動する必要がある |
待受 | 一度待ち受け設定すると、自動的に起動する |
待ち受けiアプリの仕組み
待ち受けiアプリは、開発に当たって3つの状態があることを覚えておかなくてはいけません。通常のアプリ起動と同等の「活性化状態」、携帯電話のツール優先の「非活性化状態」、省電力モード「休眠状態」の3状態です。
典型的な待ち受けiアプリでは、通常は休眠状態で消費電力を抑え、必要に応じて非活性化状態で通信や画面の更新処理をし、ユーザーの入力時には活性化状態へと移り変わります。
典型的な待ち受けiアプリの遷移図
この状態のほかに、ネイティブアプリ(電話発呼やWebブラウザ、メールなど)の起動時に遷移する「中断状態」や、パケット通信を伴うネイティブアプリの場合、いったんアプリが終了され、ネイティブアプリ終了後、再起動する間の「終了状態」を含めると、以下の図のようになります。
待ち受けiアプリの状態遷移図
1分で作る待ち受けiアプリ
待ち受けiアプリはさまざまな状態があり、一見複雑そうに見えますが、基本はとても簡単です。まずは、簡単な待ち受けiアプリを作成してみます。
import com.nttdocomo.ui.*;
public class A extends MApplication {
public void start() {
Display.setCurrent(new Canvas() {
public void paint(Graphics g) {
g.drawString("Hi! 待ち受けiアプリ", 10, 20);
}
});
}
}
通常のiアプリとの違いは、IApplicationがMApplactionに変更されている点だけです。また、待ち受けiアプリとして動作させるにはADFファイル(jamファイル)に「MyConcierge=Yes」という行を追加します。
これで待ち受けiアプリは完成です。ダウンロードすると待ち受けiアプリとして設定でき、待ち受けiアプリとして起動することが確認できます。
「machiuke1.zip」 対応待ち受けiアプリ。504iでhttp://uni-labo.com/keitaijava/iappli/machiuke/1/machiuketest.htmlからダウンロードすることもできます。
また、待ち受けiアプリは通常のiアプリの拡張であるため、待ち受けiアプリとして作成しても、通常のiアプリとして起動したり、タイマー起動させたりすることもできます。
待ち受けiアプリは、iアプリの拡張
[福野泰介, ITmedia]
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