“ニーモニック認証”のデモ 〜ソフトのオンライン販売も「PDAソリューションフェア」で、ニーモ二ック認証のデモを見かけた。ユーザー側でカスタマイズ可能で、9月中旬からはソフトウェアのオンライン販売も行うという
8月29日に開催された「PDAソリューションフェア2002 in Tokyo」で、ニーモニック セキュリティが「ニーモニックガード」のデモ展示を行っていた。これは、数字による暗号入力の代わりに、絵文字などのアイコン(シンボル)を選択する認証方式(記事参照)。画像は自分で登録できるため、他人には分からないオリジナリティある暗号が実現する。
ニーモニック認証の画面。たとえば上の段のカエル――真中の段のリンゴ――1番下の段の月、という順にシンボルをタップすると、認証に成功する仕組み シンボルの選択を間違えた場合、強制的にシステムをダウンすることもできる。この場合、シンボルのうち1つでも当たっていた場合は「本人がたまたまミスをした」、シンボルがいずれも間違っていた場合は「全く暗号を知らない第3者がアクセスしようとしている」と判断し分けることが可能。後者の場合は、即システムダウンに至るわけだ。 さらに、“脅迫者が隣にいる状態で、アクセスを強制された場合”を想定した対策もある。この場合、シンボル選択中に、「異常事態通報」シンボルを間にはさむことで、ダミーデータへアクセスしたり、システム管理者へ通知を行ったりということが可能だという。
ニーモニック セキュリティでは今後、システムを企業向けソリューションとして提供する。また、9月中旬からは個人向けに、認証ソフトウェアとしてダウンロード販売(2980円)も行うという。Windows 2000搭載PC、およびPocket PC搭載PDAで利用できるという。Windows XP搭載PCには、今後対応する予定。 デモでは、標準ソフトにいくつかシステムをカスタマイズする機能が付いていた。表示個数を「4×4」「6×6」などの中から選択できるほか、アイコンが表示される並び順を固定/ランダムから選択できる。
認証システムの初期登録画面。シンボルは、デフォルトで「鯖」「鮨」「鱒」などの“魚文字”に設定することもできる また、第3者が不正アクセスを試みているということの判断基準となる、何度までミスを許容するかという点も設定可能。シンボルを選択する際、選択順のあり/なしも設定できるようになっている。 関連記事 セキュリティ・パラドックスに挑む、ニーモニック セキュリティ ドアに電話して、カギを開けよう! 関連リンク ニーモニック セキュリティ [杉浦正武, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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