夢のコンセプトモデルが登場〜ソニードリームワールド2002ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは、ソニードリームワールド2002のブースでユニークなコンセプトモデルを展示している
パシフィコ横浜で開催される「ソニードリームワールド2002」のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズブースに、ちょっと変わった携帯電話のコンセプトモデルが展示されている。
アクリルケースの中に展示されている数々のコンセプトモデル。中でも異彩を放っているのがスティック状の携帯電話だ。
とても携帯電話とは思えないオブジェのようなコンセプトモデル。モックのため稼働はしない ダイヤルキーもカラー液晶もないため「本当に通話やメールができるの?」と思ってしまうが、この端末でメールの送受信や通話はもちろん、写真の撮影までこなしてしまうと説明員。 謎を解く鍵は、一方の端にある銀色の部分と「スティック」型という形状。なんと銀色の部分にはプロジェクターが内蔵されているのだ。メールの確認はプロジェクターで壁などに投影して読む仕組みで、スティックのもう一方の端に内蔵されるカメラで撮影した画像も投影して見ることができるという。 それでもまだ疑問は残る。「文字入力はどうするか」だ。「スティックを筆に見立てて空中に文字を書き、とらえた位置情報で文字を認識させます」(説明員)。入力し終わったらプロジェクターに投影して文面を確認、修正も「投影された文面から行えるようにする」(同)という、ユニークな仕様だ。 「アドレスやメニューの呼び出しは音声認識で行う」ため、メニューを表示するためのディスプレイも必要ない。「コンセプト」を形にした「夢の端末」という位置付けだが、「スティックを振り回してメールを入力する未来」を思うと楽しい気分になってくる。 ほかのコンセプトモックも写真でご紹介しよう。
PDA型携帯電話のコンセプトモック。中央部がタッチスクリーン式の液晶ディスプレイで、周囲のボタンはゲームのボタンとしても利用できる
首から下げるタイプの携帯電話のコンセプトモック。スタイラスはベルト部分に装着する。メモリ機能の付いたBluetooth通信モジュール(コンセプトモデル)を使ってミュージックサーバに音楽や画像を取り込み、Bluetooth経由で携帯電話に音楽を転送する。通話はハンドセットで行う
もちろんブースには、「本当に発売される」端末も多数展示されている。 中でも注目を集めそうなのは、第3四半期にGSM圏で発売予定の「P800」。Symbian OSを搭載、メモリースティックDuoスロットを備え、大きなタッチパネル式液晶と背面に搭載された内蔵カメラが特徴のPDA一体型端末だ。フリップ式のダイヤルキー部分を開くとフルサイズのPDA画面が現れ、カメラやアルバム、スケジュールなどの機能にアクセスできる。
クレードルもPDAライクな「P800」(左)。フリップを開けると各種メニューが表示される 端末にはMP3プレイヤーが内蔵され、音楽は外部スピーカーに出力することもできる。音楽を聴きながらスケジューラを確認したり、メールを送ったりすることも可能だ。
側面にスタイラスホルダとメモリースティックDuoスロットを備える(左)。カメラは背面に搭載(右)
ムービー再生、カメラ、イラスト作成などのマルチメディア機能を備える
スケジューラは月表示のほか、週表示や当日表示もできる(左)。メニューはプルダウンさせて機能を選べる 内蔵カメラは最大でVGAサイズまでの画像が撮影でき、内蔵のBluetooth機能を使えば撮影した画像のプリントアウトやPCへの転送も行える。端末価格は地域によって異なるが、「だいたい800〜900ユーロぐらい(日本円で約10万円)」(説明員)だという。
GSM携帯電話「T300」と「T68i」にそれぞれ対応した外付けカメラモジュールも発売されている。撮影可能な最大サイズはVGA
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