QualcommとTI、次世代のARM11コアを採用CDMA2000の「MSM」、3G向けアプリケーションプロセッサの「OMAP」が最新のARM11コアの搭載を発表した
米Qualcommと米Texas Instruments(TI)は10月17日、英ARMから次世代のARM11コアのライセンスを取得したと発表した。それぞれ、次世代のモバイル機器向けチップ「Mobile Station Modem」(MSM)、「OMAPプロセッサ」などに搭載を予定している。 ARMコアはPDA、携帯電話などのモバイル機器に採用の多いアーキテクチャーとして知られている。ARM11コアは新しくSIMD演算機能などマルチメディア処理命令を追加した最新のコア(6月5日の記事参照)。命令セットはARM v6となっている。 最新のARM11コアは米国で開催中のMicroprocessor Forumで発表された「ARM1136J-S」「ARM1136JF-S」となる。 QualcommはcdmaOne、CDMA2000 1xのベースバンドチップのメーカーとして知られ、MSMチップは世界のほとんどのcdmaOne(CDMA2000 1x)端末に組み込まれている。TIのOMAPは携帯電話向けのアプリケーションプロセッサとして3G端末への採用が期待されている製品だ(3月18日の記事参照)。 両社は共に、ARM11コアの採用によって、高性能かつ低消費電力の実現に結びつくとしている。
関連記事 解説:さまざまなARMプロセッサ 〜16ビットから32ビットまで〜 一口にARMプロセッサといっても、ARM7とかARM10と呼ぶこともあれば、ARM V5とかARM V6という言い方をする場合もある。ARMプロセッサはどのように進化し、どのようなバリエーションを持っているのだろうか。 ARMというCPU 〜世界で最も使われているプロセッサ〜 これまでのPalmは、DragonBallと呼ばれるMotorolaの68Kコアベースのプロセッサを搭載していたが、今後はARMプロセッサベースとなる。ところで、「ARMって何?」という方も少なくないだろう。そこで、ARMプロセッサについて簡単に紹介したい。 アーム、ARM11のテクニカルブリーフィングを開催 英ARMホールディングズと日本法人のアームは、ARM10Eベースの新プロセッサコアに関するブリーフィングを開催、ARM11のロードマップも明らかになった 関連リンク 米Qualcomm 日本テキサス・インスツルメンツ アーム [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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