Mobile:NEWS 2002年12月11日 06:56 PM 更新

携帯電話と「NAVITIME Pro」で真人間になれるか

方向音痴、時間にルーズ、約束を忘れる──こんなダメ人間の私を「NAVITIME Pro」は真人間にしてくれるのだろうか

 たいていの人は待ち合わせをしたとき、約束の場所、約束の時間に1時間も遅れてきたら、激怒するかあきらめて帰ってしまうだろう。

 記者という仕事柄、発表会や記者会見に遅れることは(ほとんど)ないが、プライベートの約束ともなると、とたんに「ダメ人間」なってしまう。

 約束を忘れる→連絡が来てあわてる→経路を調べる→駅からの場所が分からない──という一連の流れで待ち合わせに遅れるのだが、「あわてて」から面倒なのが、「いったいどの経路なら一番速くたどり着けるのか」を調べること。

 電車で行くと決めているならインターネットで調べれば済むことだが、「タクシーで行った方が速いのでは……」と思うような微妙な場所の場合は悩むこともしばしばだ。

 「このままじゃダメになる」(友達をなくす)──などとぼんやり考えているときに、「世の方向音痴の福音」(おおげさか)と言われる(4月16日の記事参照)携帯電話向けナビゲーションサイト「NAVITIME」バージョンアップの知らせが届いた(11月7日の記事参照)。新しく追加された「NAVITIME Pro」では、目的地に行くのに車がいいのか電車がいいのかまでを判別してくれるようになったという。

 また、auだけでなくiモードやJ-フォンでもサービスが開始されたので、個人所有のJ-フォン端末でも使えるようになった。

PCから経路を一気に入力

 新機能で便利に使えそうなのがPCとの連携サービスだ。携帯電話のこうした検索サイトで面倒なのが情報入力。いちいち入力・変換・検索してページの表示を待つ──などやってる場合じゃないくらい急いでいるから、サービスを使っているのに……と思うこともある。

 これを解消するのがPC連携サービス。PC版Webサイトの「NAVITIME Pro」で検索した地点やコースを「My地点」「Myコース」として登録しておくと、携帯電話版の「NAVITIME Pro」を起動したときに、それらを閲覧できる仕組みだ。


PC版「NAVITIME Pro」のインタフェース。携帯電話で登録すると1日でPC用のIDとパスワードが取得でき、PC上で地図を見たり検索が可能になる


あらかじめPC側で「Myコース」を登録しておけば、携帯電話側の「NAVITIME Pro」トップページから、3回のクリックで最新のルートを検索できる。

 時間があるときにPCからまとめて情報を登録しておけば、急に予定を思い出しても素早く携帯電話からルートや地図にアクセスできる。これを使えば私もまっとうな人間になれるかもしれない。


住所やランドマークから、よく行く場所を登録しておける場所を最大30件まで登録しておける「My登録」。経路を登録する「Myルート」は10件まで登録可能だ。ルートは複数の経由地を含んだ出発地から目的地までのルートも調べられるので、立ち寄り先の多い営業マンなどに便利そうだ

ダメ人間脱却計画

 真人間になるために、誰かと約束をしたら、1)携帯電話のスケジュールに登録、2)PC版ナビタイムで目的地を検索して登録、3)ルートを検索して登録──という作業を自らに課した(大げさ)。

 とりあえずこうしておけば、約束の際には、1)携帯電話のアラームが知らせる、2)「NAVITIME Pro」にアクセス、3)登録しておいたルートを呼び出して何で行くのが速いか調べる、4)目的地に着いたら「ナビタイム」で目的地までの地図を見ながら辿り着く──というように、急に約束を思い出してもすぐに家を飛び出せるという寸法だ。

 プライベートの約束だけでなく、取材のスケジュールなどもことごとく登録してしまい、当分「あの発表会どこだっけ」ということがないようにした。

 そこで心配なのが、「本当に車で行く場合の時間は信じられるのか」という点。VICSで、渋滞や混雑を考慮したルートを検索できるのが「NAVITIME Pro」のウリとなっているが、万一、車で行って発表会に遅れるようなことがあったらまずい。

 そこで、予行練習として、「NAVITIME Pro」の結果通りに車で目的地に辿り着くかどうかを試してみた。

5分で着くはずが……

 「NAVITIME Pro」では、指定した場所付近のショップや飲食店情報などを調べる「周辺検索」を利用できる(月額200円の「NAVITIME」でも利用できる)。これで検索した六本木のラーメン屋にタクシーで行ってみることにした。余談だが、この周辺検索に「無線LANスポットがあったら」というのが編集スタッフの共通した意見だ。

 さて、「NAVITIME Pro」のルート検索によれば、会社から六本木のラーメン屋までは車で5分、タクシー料金は900円。3人で行けば300円ですみ、電車で行くのとそれほど変わらない。

 検索結果には出発地点から目的地まで「0.5キロ進む 交差点左方向青山通り0.5キロ進む」といったように、行き方も書かれている。プロのタクシーの運転手にはあまりいい顔をされなそうだが、道に不慣れでも説明しながら進んでもらうこともできる。


「NAVITIME Pro」のご神託ではこのように出た

 タクシーに乗り込んで5分──ラーメンを待っているはずの3人はタクシーの中で渋滞にハマっていた。結局かかった時間は15分。タクシー代は1500円を超えてしまった。どうも車の経路は現状ではあまり素直に信じすぎないほうがいいのかもしれない。


いぶかりながらもタクシーの運転手はご神託通りの道を進んでくれた(左)。会社から出ること約30分、ようやくラーメンにありつけた。J-SH52のVGAモードで撮影

 「ナビタイム」広報によれば、渋滞情報に時間帯や道路ごとの平均速度、交差点で止まる時間などを加味して日々調整しているとのことで、よりリアルな情報にするべくがんばっているとのことだ。

それでも真人間に少し近づいた気が

 車のルートは残念な結果に終わってしまったが、PCで検索した地点やルートを携帯電話から見られるのはかなり便利。

 今まで取材前にはルート検索して携帯電話にメールしておいたり、地図をプリントアウトしたりと面倒なことが多かったのだが、その煩わしさが大幅に軽減されてストレスも減った気がする。地図が小さくて見辛いのは少々キツいが、拡大表示すればどうにか目的地にたどり着くことはできる。

 残念なのは、せっかくの「NAVITIME Pro」を待ち合わせに使う機会がいっこうにないことだ。どうやら真人間になる前に友達に見放されてしまったらしい……。



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▼ ナビタイムジャパン

[後藤祥子, ITmedia]

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