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2003年1月8日　08:21 PM 更新

KDDI研、携帯電話向けSVGブラウザを開発

　KDDI研究所は1月8日、携帯電話向けSVGブラウザを開発したと発表した。携帯電話向けSVGプロファイル「SVG Mobile」に対応し、au端末で動作する。3月に開始予定のモバイルコマース実証実験で利用する予定。

　携帯電話を利用したクレジット決済トライアル「Kei-Credit」で使用する。地図上の店舗に張られたリンクをたどることで電子クーポンを取得する、などのサービスを計画している（関連記事を参照）。

　ブラウザはSVG Mobileのうち、欧米や日本の標準的な携帯電話端末を対象とした「Tiny」仕様をサポートした。独自のXMLコンテンツ符号化方式による効率的なSVG地図の送信機能、指定した店舗カテゴリと地図を重ね合わせて表示できる機能、拡大・縮小した際に表示内容を制御できる機能などを備えた。

　実証実験で使用するブラウザはJava上で動作するが、これに加えBREWとC++、T-Engine（TRON）向けにも同様のブラウザを開発した。T-Engine向けは今春から評価版の提供を開始する予定。

　KDDI研究所は海底ケーブル敷設のための海底地図作製時の経緯から、ベクター形式のグラフィックデータ分野でノウハウを持っている。2001年6月からW3CのSVGワーキンググループに参加し、SVG Mobileの標準化活動に携わっている。

関連記事
KDDI、携帯を利用したクレジット決済「Kei-Credit」の試験開始（ZDNet Mobile）

関連リンク
KDDI研究所

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