Mobile:NEWS 2003年1月10日 11:55 AM 更新

「Nokia 9210i Communicator」、日本語環境の使い勝手を試す(1/2)

海外利用の多いユーザー向けに、日本でも発売されているNokiaのPDA一体型端末「9210i Communicator」。PDAとしての機能と、エヌフォーが提供する日本語環境ソフトの使い勝手を試した

 Symbian OS搭載のPDA一体型携帯電話として欧州で人気の「Nokia 9210i Communicator」(以下9210i)。ノキア・ジャパンでは、昨年11月より日本でも販売を開始している(11月14日の記事参照)。

 「9210i」は、Nokiaのフラッグシップともいえるモデルで、閉じた状態ではGSM方式の携帯電話、開けばQWERTY配列のキーボードを備えたPDAとして利用できる。


ビジネスアプリやインターネットソフトを搭載

 「9210i」は、640×200ピクセルサイズのディスプレイを備えたPDA一体型携帯電話シリーズ「Series 80」の最新モデル。閉じた状態では大きめの携帯電話のような形状で、開くとキーボード付きのPDAとして利用できる。

 PDA側には4096色カラーディスプレイとMIDP、Personal Java、そしてハンズフリー機能、電子メール(POP3、IMAP4)、HTML&WAPブラウザを搭載。WordやExcelなどのデータと互換のある「Office」や、「Calendar」(スケジューラー)、「Contacts」(住所録)、など個人情報管理やビジネス用途のソフトも用意されている。

 GSM方式(900M/1800MHz)に対応し、欧州やアジアの世界主要国で通話や通信が行える。PDAから瞬時にネットアクセスできる便利さから、頻繁に海外に出向く日本のPDAユーザーのあいだでも密かなブームとなっているようだ。

 日本でも、たびたびPDA一体型の携帯電話が登場しており、最新のものではシャープ製の「FOMA SH2101V」などが挙げられる。しかし日本で発売されるPDA一体型携帯電話の場合、通話機能がPDA機能の一部として扱われることが多く、単に通話するだけの操作でも面倒な向きがあった。

 「9210i」はPDA部分と通話機能部分をはっきりと切り分けているのが特徴。ダイヤルボタンなど通話に利用する携帯電話本来の機能を外面パネルに集約、閉じた状態では普通の携帯電話と同様に通話機能を利用できる。そこが多くのユーザーの支持を集めているポイントと考えられる。


自動車電話のようにボタン面が外側に来る形で通話する


「携帯電話を開くとPDAが現れた」──そんなイメージだ

 日本での販売価格は、PCと接続するシリアルケーブルやシンクロソフトが同梱される標準セットが11万9800円。東京・箱崎にあるNokia Storeで店頭販売されているほか、Club Nokiaの通信販売を利用して購入できる。


「UniFEP for Communicator」で日本語の利用が可能に

 これまで「9210i」では日本語を扱えず、英語環境で利用するしかなかったが、2002年12月24日よりエヌフォーから「9210i」向けの日本語環境ソフトウェア「UniFEP for Communicator」のプレビューリリース版がリリースされた(2002年12月24日の記事参照)。エヌフォーは、Symbian OS向けに日本語環境を開発してきたソフトハウスだ。

 「UniFEP for Communicator」をインストールすることで、「9210i」に搭載されている内蔵アプリケーションやWebブラウザ、電子メールソフトで日本語を利用することが可能になる。

「UniFEP」:Newton MessagePad、PSIONデバイスおよびPocket PC向けにエヌフォーが開発した日本語、中国語、韓国語環境ソフトの名称。Unicodeをフルに生かした多言語入力環境を特徴とする

「UniFEP for Communicator」のインストール

 「UniFEP for Communicator」は、「9210i」に日本語フォントとインプットメソッドをインストールすることで日本語ドキュメントの表示と作成を可能にするソフトウェア。日本語が扱えるようになるのは、アプリケーション内のデータ部分のみで、メニューバーなどは英語のままとなる。

 このようなインプットメソッドを導入した際に気になるのが動作速度の低下だが、最新のSymbian OS v6.0向けの専用設計による最適化が施されており、インストール前に比べて速度の低下を感じることはほとんどなかった。


実用的な連文節変換を搭載、インライン変換もできる

 インストールは簡単だ。PCに「9210i」に同梱されるシンクロアプリケーション「PC Suite for Nokia 9210i Communicator」をインストール後、「9210i」とPCを専用のシリアルケーブルで接続。これでPCと「9210i」が同期した状態となる。ここでPCにダウンロードした「UniFEP for Communicator」のインストールファイルをクリックすればインストールが開始される。

 シンクロアプリケーションが利用できない場合は、MMC(メモリカード)にダウンロードしたファイル類をコピーし、「9210i」に挿入後、インストールファイルを起動することで導入が可能だ。

 インストールがすべて完了したら、背面バッテリーをいったん外して再起動させ「Extras」→「Control Panel」→「UniFEP設定」を開き、必要事項をチェックして「決定」すれば日本語が利用できるようになる。FEPの起動は「Ctrl」+「スペース」で行える。

 「UniFEP for Communicator」の基本的な使用方法などは、「9210i」のオンラインヘルプから日本語で読むことができる。そのほかにも設定方法などの詳しい内容などがダウンロードパッケージに収録されているので、参考にしていただきたい。


インストールは非常に簡単


「UniFEP設定」のオンラインヘルプは日本語表示。UniFEPの使い方が記述されている

[木暮祐一, ITmedia]

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