Mobile:NEWS 2003年3月5日 02:54 PM 更新

固定電話からau携帯への通話料が値下げ

高い上に、携帯キャリアによって格差のあった、固定発携帯着の通話料が変わり始めた。KDDIは最大25%の値下げを行い、最も安いドコモの料金に迫る

 KDDIは3月5日、NTTの一般加入電話からau携帯電話へ発信した場合の通話料を、最大25%値下げすると発表した。平日昼間、地域内および隣接県からの発信の場合、従来3分120円だったものが、3分90円となる。

 KDDIでは「au携帯電話からNTT一般加入電話に発信した場合と同水準となる」としている。実施時期は、4月21日、午前2時の通話開始分から。

 従来から、固定電話発信、携帯着信での通話は固定電話同士の通話に比べて高く設定されていた。さらに、携帯電話のプランによっては、携帯から固定にかけるよりも、固定から携帯にかけるほうが高い場合もあった。

 固定電話から携帯電話への接続料は携帯電話各社が個別に設定しており、NTTドコモは3分80円、KDDI(au)とJ-フォン、ツーカーグループは同120円だった。J-フォンでは値下げの方向で検討しており「今月中には方針を決定する」(J-フォン)としている。KDDIは値下げを決めたことで、ドコモの水準に近づいたことになる。



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▼ KDDI ニュースリリース

[斎藤健二, ITmedia]

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