Mobile:KEYWORD 2003年4月7日 09:59 PM 更新

MIDIsign【みでぃさいん】

MIDIデータに埋め込まれる電子透かしが、携帯電話業界でも脚光を浴びている

 MIDIsignは、MIDIデータに埋め込まれる電子透かし技術のこと。社団法人音楽電子事業協会(以下AMEI)によって開発されたソフトウェアを用いて、音楽データの権利者保護を行う。違法な複製をさせないコピー防止技術として、2001年12月1日から業界で運用が開始された。携帯電話会社のツーカーグループでは、同社の運営する音楽情報サイト「funstyle」で提供するMIDIデータに、このMIDIsignを利用している(2月27日の記事参照)。

 AMEIでは、データの権利管理情報を規定した「ISMC(International Standard MIDI Code)規格」を策定し、電子透かしと併せて運用している。両者の関係を分かりやすく言えば、ISMC規格はMIDIデータに唯一無二のIDを発行するためのルール。そしてそのIDをMIDIデータに埋め込むソフトがMIDIsignという位置づけだ。

 標準化された透かしの上に、さらに事業者やメーカー独自の透かしを二層目として重ねることもできる。第二層のMIDI電子透かしには、日本ビクターのMusicSignや、ヤマハのMidStampなどがある。

 インターネット上に流れる違法コピーのMIDIデータによって、作曲や編曲に携わった著作権者が被害を受けているが、携帯電話の世界でも着信メロディとしてMIDIが使われるようになって、同じようなことが起きている。

 2002年4月、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)の使用料徴収が非商用サイトにも適用されるようになってからは、悪意のあるなしにかかわらずMIDIデータを掲載するサイトは激減した。だが、確信犯的に違法を繰り返す者もいる。これはJASRACの月額使用料が、非商用の個人サイトでも1曲あたり150円と割高なためだろう。支払いを逃れて違法に走るのは個人だけではない。

 そこでMIDIsignとISMCを利用したデータに対し、JASRACに支払う使用料を5%減額するなど、業界では違法コピー撲滅に向けた施策を取っている。仮に不審なデータが見つかれば。電子透かしからISMCのIDを抽出することで、データの違法性が検証できるという。なお、違法利用者にはAMEIとJASRACの両者から警告が出される。



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▼ ツーカー、「funstyle」サイトにMIDI電子透かしを導入
ツーカーは3月3日から、同社が提供するMIDI方式の楽曲配信サービス「funstyle」サイトに、標準MIDI電子透かし「MIDIsign」を導入する


関連リンク
▼ 音楽電子事業協会(AMEI)
▼ 日本音楽著作権協会(JASRAC)
▼ funstyle HP
▼ 日本ビクター「MusicSign」

[江戸川, ITmedia]

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