指紋認証の「F505i」〜随一のスペック富士通製の「F505i」の大きな特徴は指紋認証によるセキュリティ機能。メールやスケジュールなどを本人以外はアクセスできないよう保護できる。カメラ機能などスペックは505i随一。それでいて、シリーズ中最薄、最軽量だ
富士通製の「F505i」は、シリーズの中でも多彩な機能を搭載しているのが特徴だ。
目玉となる指紋認証によるセキュリティ機能を始め、動画撮影も可能な123万画素のCCDカメラを搭載、バーコードの読み取りにも対応している。それでいて6機種の中では最薄、最軽量の端末に仕上がっている。 指紋認証によるセキュリティは、ダイヤルキー下部に搭載された指紋認証ユニットに指を当てて指紋を照合させ、メールや着信履歴、スケジュールやToDoなどに本人しかアクセスできないようにする仕組みだ。
指紋センサーはマイク近くに配置される。指をさっと当てるだけで認証が行われる
指紋の登録や照合は多少の慣れが必要かもしれない。「妻にメールを見られてひどい目にあった」と笑いを誘い、「(指紋認証の搭載が)たっての希望だった」と話すiモード企画部長の夏野剛氏も、デモンストレーションで何度か失敗してしまった。
指をユニットに対して水平に載せるのがコツのようで、登録の際にはどの角度からでも照合できるよう7回−10回程度照合させる。初回登録の際には暗証番号を入力する必要があるため、他人が勝手に登録したりはできない。あらかじめ数本分の指紋を登録し、使い分けることも可能だ。指紋認証が失敗した場合は4桁の暗証番号も利用できるが、指紋認証と暗証番号を併用することはできない。 背面には1.1インチの256色有機EL、メインディスプレイには2.2インチ26万2144色の半透過型TFT液晶が搭載されている。
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